コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
暁山裕貴は天性とも言える明るさをもっていた。
人を笑わせ、笑わされ、自然と人に好かれてしまうような。
礼儀正しくもあればスポーツマンの万能っぷりに教師からの信頼も厚かった。
その裕貴が、かれんを殺した。
鳥肌以外のなにものでもなく、ただ信じたくなかった。
隣のクラスの担任、栗山が倒れているかれんと1人席に座る裕貴を
我が2年C組でみつけた。
「なんでこんなことしたんだ。」
救急車を呼んだあと、栗山は裕貴に問う。
栗山もすこし異常な人間だったことは否定しない。
「約束は、守ったよ…」
裕貴は一言そうつぶやいて刑務所でたおれた。
裕貴の彼女だったれいなのショックは、なかなか癒えなかった。
「れいな」が壊れはじめる。