結局玲の件ですか…
祐夜たちもいるんだし、わざわざ私じゃないといけないのよ
そう、私は五つ子の1番上として生まれた。
べ……別に五つ子として生まれてきたかったわけじゃないし!
まぁいいや。私は歩き出した。
私はアイドルやっていくうちに歌うことで治癒の力と人々が幸福になれる力を使える力を持つようになった。
まぁ感情によって髪色が変わるとかで感情がバレバレだった。だから隠すように元々の髪型にしてるんだ。
でもその髪色も生まれつきで嫌だった。女子なのに青とか嫌なんだけど。
せめて水色とか黒が良かった。というか玲夜が水色だわ。
門限はもちろん決まっていて6時。
アイドル時代はその日によって変わるから仕事ならと仕方なく許してくれた。
怪我のせいで辞めちゃったけど。
って何今更後悔してるんだろ?何言ってんの?ボク
今更後悔したって意味ないのに。苦しんだって過去はもう元に戻んないのに…
手を握りしめ、座りこんだ。
今更後悔してももう無理と思いながらポタッと音がする。
雨かと思うがそれは自分の涙だ。
泣いたなんてあの日以来だ。
ううん、あの日は泣く暇すら無かった。許されなかった。
こんな自分許されるわけないと当たり前だと思っていた。
アイドルも全てやりたかったわけじゃないけど、自分のためでもあった。
その日は帰るのが遅くなってしまった。
姉さんは強いし大丈夫って言ってくれたけどお父さんには怪しい人に狙われたら大変だと説教された。
説明してなんとか許された。
私が路上で…1人で泣いたことは言っていない。
こんな自分周りには言いたくない。
本当はか弱いとか恥ずかしすぎて見られたくないし知られたくない
いくら家族でも。
愛梨はこんな自分を認めたくなくて隠してきていた。
だから誰も気づいていない。愛梨は心に深い傷を負っていたことに…。
愛梨の命に危険が迫ることに。人生が一変することに…!
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