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テラーノベルの小説コンテスト 第4回テノコン 2025年1月10日〜3月31日まで
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ボク、陸空夜。

トップアイドルだった愛梨の弟だ。

だけど容姿から女子だと良く見間違えられる。

ボク男なんだけどっていつも思う。

それは祐夜も同じらしい。

それにしてもお姉ちゃん遅くない?

愛梨まだかな…?

「ただいま」

あ、やっと帰ってきた!

「姉さん(ちゃん)お帰り」

「ただいま。遅くなった」

そうボソッと言ってからその場から去ろうとする。

「お姉ちゃん…?」

「どうしたの?」

「ねぇ。やっぱあの時のこと?」

すると

「あの時のこと話題に出させないでくれる?」

ようやく喋ってくれた。

「別に私だってアイドルやりたいわけでやったわけじゃない」

いつもより声が低い…

やばい…!怒ってる

「いくら姉弟とか親友とかでも必ず助け合うわけではない…。今の自分には助けは必要ない…」

「やっぱ変だよね?」

「うん、お姉ちゃんやっぱ最近様子と行動がいつもと変わって変!」

愛梨が立ち去った後そんなことを弟の祐夜と話し始めた。

「玲夜姉さんと朔夜姉さんに伝える?」

「え?朔夜姉さんに伝えるの?」

「うん、そうだけどダメ?」

「いや、ダメでは無いけどあの朔姉に伝えるの?」

苦い顔した。

「え?うん。そうだけど」

「やめようよ!愛梨にしか心開いてないんだから無理でしょ?」

そう。朔夜とは仲が悪い。

と言っても犬猿の仲ってほど仲は悪くないけど基本ボクたちの話は話しかけても無視される

でも、重要な話はもちろん聞いてくれる。むしろたまには話聞いてくれないと困る。

てかボクたちは兄妹だし。

姉弟でこんな仲大丈夫なのって思われるけど、慣れてるし平気だ。

人の話はあまり聞かないがいざと言う時は立ち向かってくれる。誰かに危機が及んだ時は必ず助けてくれる。

本当は優しいって信じてるから。やっぱ玲夜と似てる。ちょっとだけ笑った

翌日。今日もみんなと学校へ行く。

行く時はいつも一緒だが帰りはみんな予定や部活などがあって時間もバラバラなためバラバラで帰る。それか能力を使うかかな?

ボクたちは学校内ではモテる。

愛梨は昔から目立つのが嫌いだが変装しても何故かキラキラすぎて面影が残っちゃうらしくバレるとハラハラしながらも通ってる。学園のアイドルみたいなもので髪色と五つ子そっくりなところから「カラーガールズ」とか名前をつけられた!

だからボク、ガールズ、女の子じゃなくて男子なんですけど!

もういいやと思いながらもいつも校門を通ると早速耳が痛いくらいに歓声がわく。

同じ時間に行くから、いつも沢山の人が待機していて連写される。

もちろん声もかけられて良く呼ばれる。

まぁこんなこともありいつも教室まで行くのが大変で授業に遅れる。

愛梨はちょっと嫌そうに、玲夜は不機嫌そうにカメラを撮ってる生徒を睨んで、朔夜は相変わらず無表情で、祐夜は嬉しそうに元気いっぱいで笑ってボクは歓声に耳が痛いけど我慢しながらも進んでいく。

ボクも色んな能力を持っていて、1番は聴覚。4キロ先の微かな音も聞くことが出来る。

ボクは愛梨と同じクラス。他の3人は別のクラス。まぁ五つ子で同じ苗字の人が5人も同じクラスだと混乱しちゃうと思うし。

4、5時間目は体育の時間だった。

運動神経と成績優秀でいつも高得点をとっている姉の愛梨はいつも憧れで先生や校長先生など全員にも信頼されていて体育の時もみんな見惚れている。

次々とホイッスルの音が鳴り響いていく。

そろそろ愛梨の番だ。愛梨が並ぶ。

運動神経が抜群の愛梨なら100メートル走なんて余裕だと思う。持久走なんて1分17秒で走り切って1位だった。

100メートル走は、合図と同時に走り出す。

ちょっと出だしが遅れたのか相手に追い抜かされている。

だけど愛梨も負けない表情で走っていく。速い!速い!一緒に走っていた相手を追い抜かし、ゴールした

「藤雫乃さんのタイムは5秒49。」

すごい!さすがボクの姉!みんなもすごいというような顔をしていた

とても楽しいけど、愛梨が隠し事をしていたことに気づかなかった。

輝く星になれる場所「修正」

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