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コメント
6件
新作来たー✨これも良いですね〜︎💕侑、セフレなの可哀想だけどいつか報われたらいいな〜😏治が意外と侑が他の人と付き合ったことに怒ってたら嬉しいわ〜😊続き楽しみにしてますー🥰
侑、治のセフレなの可哀想すぎる〜😭でもめっちゃこの作品好きです🥰続きめっちゃ楽しみにしてます〜!
新作や!!😯 待ってこれ1番好きかも、えRanちゃんの作品全部神作しかないん?? 侑の片思いで治と体関係だけっていうの大好物すぎる💕😋いつのまにか続き見たすぎて1000♡押しちゃったw
いつからだろう。治とこんなふうに身体を重ねるようになったのは_。
『さむッ…♡あ”ぅ”ッ..すきぃッ..//♡ 』
『んッ…はぁッ..』
パンパン…
治は “好き” を返してはくれない。それはきっと、俺はただの “セフレ” で、何とも思われていないから。
最初は治が彼女作るのめんどいって言っとったし、俺はそん時から自分の気持ちには自覚していた。だから、誘ったのだ。
初めは治も少し抵抗があったようだし、うまく行為も出来なかった。でも、だんだん上手くできるようになったし、治もアホやから相手なんか誰でも良くて、毎晩のようにやるようになった。
俺は治と行為をするたび、喜びと幸福感に浸っていた。まるで治も俺と同じ気持ちになったみたいだったから。
でも、それは違うと気づいたのはそれからすぐのことだった。
治が乱暴にやるようになったのだ。俺の体の心配もせずに自分の性欲を俺にぶつけ、がっつくように喰う治。事が終われば何も無かったかのように部屋から出ていく。
それから少し行為が怖くなっても、拒否することさえ許されない。
誰だって、好きな子には優しくするし、嫌って言われたらやらんやろ?
そん時やっと気づいたんや。俺と行為をするのはただ性処理をするためだけで、そこに愛なんかない。
俺は治に愛されたかった。愛してもらいたかったからこの道を選んだのに。
こんなに辛い思いをしているようじゃ、やらない方がいいに決まってる。
明日こそ、この関係を終わらせよう。
──────
───
「ツム」
ベッドの上でマンガを読んでいた俺の上に、治が馬乗りになってきた。
「服、脱げ」
いつもなら、俺が嫌がると無理やり脱がされ、慣らさないまま入れられている場面。痛い、痛いと泣き叫んでも、治はやめてくれない。
でも、俺は決めたんや。もう流されない。
「サム、そのことなんやけど。俺恋人できたからもうこういうことすんの辞める」
すると、治は一瞬だけ目を見開き、すぐに冷たい視線を向けてきた。
もちろん恋人は嘘。
「今更女を抱けるわけないやろ。もしかして男か?お前は黙って俺に抱かれと「俺、知ってんねんで。治に彼女がいること。」」
「!….」
バレてないつもりだろうけど、1発でわかった。1ヶ月前くらいから急に身だしなみ整え出すし、どっかのちょっと高い香水つけ始めるし。帰る時間をわざとずらすのも、きっと彼女と帰るため。
「でも女じゃ満足に出来んから俺を使って性処理しとる。どうや、あっとるやろ?」
泣きそうなのをぐっと堪えて、治の目をを見る。
いともと変わらない眠たげな目。
あぁ、どうでもいいんやな。俺のこと。
目を見ればわかる。何年双子やってきとると思っとんねん。バレバレや。
そろそろ目が限界だ。今にも涙が溢れてきそう。
治を押しのけ、階段を降りる。
「今日リビングで寝るから」
声が震えてしまった。ちょっと泣いとんのバレたかな。
この後も目が腫れるまで泣き続けた。なんでこんなに悲しくて、虚しいのか分からなかった。
こんな気持ちも早く捨てたい_。
─────
───
次の日、やはり気にしているのは俺だけだったようで、治はいつもと何も変わらず接してきた。
俺は耐えられなくなり、一足先に学校へ向かった。
治が隣にいない通学路なんて久しぶりだな、とか考えていたら、誰かから声をかけられた。
それは一個上のバスケ部の先輩だった。身長は俺よりあるし、顔もかっこいいから凄くモテる。
部活で体育館が隣の時とか休憩時間によく話すし、2人だけで遊びに行くほど仲がいい。
「今日治はおらんの?もしかして喧嘩か?」
「喧嘩やないんですけど..ちょっと気まずくて」
「なんや、もしかして女絡みか?」
「そんなとこです…」
「侑がしょげてるとこっちまで気ぃ落ちるわ。侑は笑っとるのが1番似合うで。」
ニカっと笑う先輩。
爽やかで優しい笑顔。治以外で初めてかっこいいと思った。トクンと胸が踊る。
ずっとこの時間が続けばいいなと思っていた矢先、後方から女子が近ずいてきた。
「先輩、おはようございます!」
馴れ馴れしく先輩と腕を組む、髪が綺麗で可愛らしい女の子。
現実を突きつけられたようだった。俺が入る隙なんてない。
2人の時間を邪魔する訳にはいかないと思い、速く歩く。
「侑!」
ぐっと腕を掴まれる。
「今日昼一緒に食わへん?」
「え、ええんですか?」
「ええで、ええで。お昼楽しみにしとくな〜(笑 」
あ、またあの笑顔。
きらきら、きらきら
治のことなんか忘れてしまうくらい眩しく見えた。
先輩はいつもと同じなはずなのに、全然違く見える。昨日の事があったからだろうか。
そのあとは先輩のことしか考えられない午前を過ごした。
─────
───
だれもいない屋上で、ひとり先輩を待っていた。
少しして、屋上の扉がガチャリと音をたてた。
「すまん侑。遅おなったわ。」
「ええですよ。俺もさっききたとこっす。」
先輩と並んで座る。
さっきまで寂しかった景色が、先輩がいるだけでパッと明るく見えた。
お弁当を食べながら何気ない会話をしてると、先輩が箸を置いて、向かい合わせになるように座った。
「侑、俺ずっと言いたかった事があるんや」
「え、なんすか?そないに改まって」
「侑の明るい笑顔とか、部活に真剣なところとか、そんなところを見とったら気づいたら好きになっとった。誰よりも侑を愛しとる自身はあるし、絶対後悔させんからら。良かったら俺とつきおうてほしい。」
突然のことすぎて頭が回らなかった。
とにかく返事はしなければ。
「えと..ほんまに俺でええのかなって、思います。先輩にはもっとええやつがおるんやないですか?」
「俺には侑しかおらんねん。俺は侑が好きや。他は要らん。」
ここまで真剣な先輩は見たことがなかった。
「ふふッ…」
「! 何笑っとんねん!俺が真剣に話しとるんに!」
「いや、かっこええなぁ思て。俺でええなら付き合いましょ」
正直治のことはまだ好きだ。
でも今俺が求めているのは愛。治がくれなかったそれを先輩はくれると言うのだ。
先輩には今惹かれつつあるし、過ごしているうちに惚れることもあるかもしれない。
この先貰う愛に期待を込めて、甘い口ずけをした。
─────
またまた新しい投稿です
思いついたら書きたくなっちゃって…
これは普通に気分投稿なので、伸びなかったら違うの書きます!
何♡いったら書くとかやんないので、続き見たい!って人は押してくれると嬉しいです!