コメント
21件
なになに?!楽しみすぎるんですけど!!笑笑
ー 次の日 ー
「ん…龍太は……?」
朝起きるといつもなら眠っている龍太が隣に居なかった
もしや、ソファーで寝落ちしているのかと思い、リビングへ急ぐとテーブルに1枚の紙が置いてあった
…昨日は康二と電話してたし、何か急用かな?
部長の仕事で忙しい龍太ならありえるな……
さて、私も遅れないように準備しよーっと
通勤通学の時間だからか、電車の中は人でいっぱい、満員電車嫌だなぁ
それでも乗らないと会社に着かないからそんな思いには蓋をして、電車に足を踏み入れる
ぎゅうぎゅうで押し潰されそうなときトントンと、肩を叩かれた
「あ、康二。おはよう」
「おはよー!」
「相変わらず朝も元気だねぇ」
「朝から気合い入れないと午後持たないで?頑張ろや〜!」
「逆に朝飛ばしすぎたら午後持たないんだよ…。」
そんな会話をしているとあっという間に降りる駅になった
やっと解放される〜!そう思った瞬間、ある事に気がついた
「あれ、龍太と一緒じゃないの?」
「へ?」
「朝、龍太が康二に呼ばれたって言ってたんだけど」
「えぇ?俺呼んでないで?笑」
頭の中がはてなでいっぱいになった時、康二の名前を誰かが呼んだ
「おぉ、龍太くん!」
「!?」
そこには、康二に呼ばれたはずの龍太が立ってた
私を見つけて、目が合った瞬間に気まずそうな顔をした
そこから会社まで私と龍太は一言も話さずに会社へ歩いた
私たちが無言の中、康二だけが喋っていてくれた