会社に着いたら私と龍太は上司と部下
ここでは、自分の仕事をいつもどうりこなすだけ、
私情を持ち込む訳にはいかない
今日は今度の会議に使う資料を作らないといけない
朝の疑問を忘れる勢いで仕事に取り組み、部長の室さんに提出する
「……これでいいと思ってるん?笑笑」
「え、?」
「ここの計算も違うし、誤字脱字が多すぎる。どういう事なん?」
「そ、それは…。」
「自分が仕事できるからって適当にやってたん?!」
普段、感情的になることがない室さんの姿を見て社内が静まり返る。
「ちがっ、!」
決して適当にやっていた訳じゃない
自分なりに真剣に取り組んでいたつもりなのに、
、、これはただの思いこみなのかな。きっと頭では今朝の出来事に気を取られていて、目の前の仕事が流れ作業になっていたのかもしれない
自分でも部長が言ってることに、納得してきた瞬間聞き覚えのある声がした
「そこまで言わなくてもいいんじゃないですか?」
「でも○○は…!」
「だとしても、そこまで強く言う必要はないと思います。○○さんも自分なりに頑張っていると思うので。…○○さん行こ?」
康二は私を庇ってくれたあと、背中を押してデスクに戻してくれた
室さんに…というか、龍太にあんなに強く怒られたことが無くて、放心状態な私の代わりにデスクが隣の康二が失敗した資料を作り直してくれている
……情けない、というか申し訳ない
「私がやるよ…!」
「ええよ。俺やること終わってるし笑笑」
「じ、じゃあ一緒にやろ?」
「おぉ、それいいやん!一緒にやろ〜!😁」
ここで諦めちゃダメだ。ありがたいことに、協力してくれる康二がいるんだから自分で頑張らなきゃ…!
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もう…ね?ジーコが優しすぎて……笑笑