どうも皆様、サカナです
私って…本当バカ…
なんでまたシリーズ作っちゃったんですかね、まだまだやれてないこと多いのに
旧国カプつめつめしまくります。
カプ集で旧国書くたびに旧国注意出すの、ちょっと面倒になっちまいまして。
旧国しか出さなければ、あらすじに注意書きすれば、前置きで言う必要ねえなって気づきました。
とりま普墺からいきましょうか!
最近プロシア大好きなんです
責任取ってもらっちゃおうねゲヘヘヘヘ
ザンッ!!!
高く振り上げられたレイピアは、プロイセンの右目を切りつけた。
「ぐあぁぁッ!?!」
「はーッ…はーッ…油断、しましたね…!!」
プロイセンはボタボタと服に地面に血を落としながら、切りつけられた右目を押さえている。
流石のプロイセンも、突然視界を失えば隙だらけになった。
オーストリア帝国は汗を拭ってレイピアを強く握り、トドメを刺すために地を蹴って近づく。
しかしながら、プロイセンはここで負ける男ではない。
残った左目を開き、オーストリア帝国の小柄な体を蹴り飛ばした。
「ごほッ…く…」
鳩尾に入ったらしく、蹲って咳き込んでいる。
「チッ…今日のところはやめだやめ!クソ…俺の目が…」
蹲るオーストリア帝国を放り、プロイセンは片目を抑えながら去っていく。
今回もまた、オーストリア帝国の敗北だ。
数日後、オーストリア帝国はプロイセンの家を訪れた。
「…何の用だ。言っとくが、片目がない程度のハンデはお前に勝算なんかねえぞ」
「違いますよ。私だってまだ怪我が治っていませんし、本日はその…少し、貴方に用件のがあるのです」
包帯で隠された右目に罪悪感を感じながら言うと、意外にも簡単に家へあげられることに。
プロイセンは軍事国家として列強の中に名を連ねているが、その実態はフレンドリーで雑な人物である。
つい先日まで争っていようと、敵意がないと判断すれば自宅にあげるくらいはできてしまうのだ。
警戒心のない男だ、 オーストリア帝国は少し心配になった。
「…で、俺に用事ってなんだよ。くだらねえことだったら追い出すからな」
「えっと…謝罪に来ました」
「…は?謝罪?」
「貴方の右目に傷をつけたことが気がかりで…普段なら気にも留めないことですが、何故か罪悪感に駆られてしまったのです」
ちらちらと不安そうにプロイセンの顔を見ながらそう言って、オーストリア帝国は頭を下げる。
「ふーん…バカじゃねえの?」
「なっ」
「俺お前の敵だぜ?しかも、今まで何度もフルボッコにしてきた宿敵。普通、俺に一矢報いれて清々した!とか思うもんじゃねえの?」
「ぐぬ…この私が頭を下げたというのに、なんという態度ですか!…けれど、貴方の言うことはごもっともです。我ながら馬鹿なことをと思っています。それでも、私はこうしなければ気が済まなかった、それだけの話と捉えていただけますか?」
ハの字に曲げられていた眉はキッと吊り上がり、ふんと顔を逸らす。
謝ったは良いものの、オーストリア帝国は珍しく考えなしにここまで来てしまった為、この後どうするかなど全く考えていなかった。
暫しの沈黙が続き、その静寂を破ったのはプロイセンだ。
「…んじゃあさ、謝罪の意としてなんかお返ししてよ」
「お返しって…私、今何も持っていませんよ。手持ちも少ないですし……あ、領土は渡しませんからね」
「そんなもん取らねえよ。お前より俺のが強いし、いざとなりゃまた戦争ふっかけるからな。それにプロイセン人が1番給与高えんだから、お前にたかる意味ない」
「一々気に障る言い方をしますね…でしたら、何が欲しいのです?使いっ走りにまでならなってやりましょう」
「お前が欲しいな」
ニコ、と綺麗な笑みを浮かべ、プロイセンはオーストリア帝国に告げる。
「…ですから、領土は…」
「違えよ。お前だ、お前。お前本体が欲しーの」
「わ、私…?」
「そうだ、お前だ。傷物にされた責任ってことで、俺の恋人になれよ。それでチャラとしよう」
面と向かって恋人、と言われると、どうしても意識してしまう。
「ほ、本気ですか?私とこ、こい、恋人なんて…ぜ、絶対にもっと他に良いものが…」
オーストリア帝国は茹で上がった赤い顔であわあわしているが、プロイセンは気にせず愛の告白を続けた。
「本当に本当だって。前から気になってたんだよな、ちっさくて器用で可愛いのに、俺に喧嘩をふっかけてきては負けてるし。プライド高くて高飛車なとかもあるけど、マナーはちゃんとしてるところとか」
固まるオーストリア帝国を抱きしめ、プロイセンはさらに言葉を紡ぐ。
「まつ毛長くてかわいーし、声高いのもかわいーし、手もすごく綺麗だし、今日謝りに来たとことか、律儀で優しいし」
好きだよ、と耳元で囁かれ、オーストリア帝国はもう限界だった。
両手で顔を覆い、消え入りそうな声で呟く。
「よろしくお願いします……//////」
コメント
7件
照れてるオーストリア帝国は世界遺産…
うわぁぁぁ! !!尊いぃぃぃ!!! 浄化されちゃうぅぅぅ!!!
うっ...これは...!!まぶしいいいいい!!((((昇天 サアアア...