この作品はいかがでしたか?
0
この作品はいかがでしたか?
0
古びた祠の中は綺麗だった。
それぞれ棚みたいなものがありそこにはこけしや土偶などの古い置物があった。
「これ…転送魔法陣ですかね?しかもこんなに古い…」柚梨は祠の中にある魔法陣に指差した。
「そうだな、しかもこの魔法陣に魔力が溜まっている…」死月はその魔法陣の上に立つと
死月はそこから消え、転送された。
私達も続いて転送していく。
病呪の話だとこうだった。
「いいか?アビスは今のここよりもっと恐ろしい場所だ。魔物も殺意で満ち溢れているヤバい奴ばっかりだ。くれぐれも油断のないようにな」
私はアビスへと転送されて一瞬でわかった。
死月も顔を引き攣る程だ…「おいおい、これは本当に地獄みたいな所じゃないか」
辺りは異常に静まり返っていて地面には何かの骨や眼球が埋まって気味がわるかった。
これを柚梨達に見せるのはちょっと嫌だな…
私は柚梨達に「大丈夫?」と、聞いた。
彼女達は「なんとか大丈夫です…」と言ったが少し無理をしてそうだ。
そりゃそうだ、こんな場所を小さい頃から見ているもの、嫌になったりするだろう…
私達は嫌々ながらも進むことにした地面を歩く事にぐちゃ…ぐちゃ…と音を立てていて気持ち悪かった。
そして進んでいくと刃物をつけた大きな目の魔物が浮遊していた。
私は白夜刀で切り裂こうとするも奴の刀が回り、刀が弾かれてしまい目に切り裂こうとしても行けなかったのだ。
そして死月が「サクヒンⅠ 光の矢」と光り輝く矢先が魔物の眼球に命中し、消滅していった。
どうやらここは近距離だと中々戦いにくそうだ…
そして周りから無数の魔物が襲ってくる。
そこで柚梨は「浄化フィールド φ」で強い浄化の光によって一瞬で魔物が全部消滅していった。
「ぜぇ…ぜぇ…」あれだけの魔物を倒した技だ。柚梨は汗を結構垂らし、息を切らしていた。
そして私達は柚梨の魔力を回復させるために休めそうな所を探す。
そして邪悪な気配が少ない古びていた建物がありそこへと行く。
建物内に入ると外の邪悪な物を遮る魔力があった。
どうやら誰が建設した休憩ゾーンなのか…?やはりあの邪悪な所は多少だが魔力を蝕んでいく性質があるようだった。
だから柚梨はしばらく寝込んでいる。
魔力が結構なかった状態で蝕まれていたのだ。そりゃ寝込むのもわかる。
しかしこの先のことを考えているとかなり体力を使っていかなければならないだろう。
そのことを考慮し私達もしばらく寝る事とした。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!