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結婚して最初のクリスマスと新年は、彼と二人っきりで静かに過ごした



彼の親戚にも挨拶にもいかず、俊哉が話して聞かせてくれた内容は驚きだった



彼の地元の友人は、みんなそれぞれ家庭の事情で忙しいから、普通の家は正月などは友人達ではなく、家族で過ごすものだと教わった




なるほどと思った




櫻崎の家は、毎年クリスマスや新年はいつもどこかしらパーティーが開かれていて、美味しいご馳走と人々の間で名刺が飛び交っていた、普通の一般家庭ではそんなことはしない様だ




「君が悪いんじゃないさ、君をそんな風に育てた金の亡者の親父が悪いんだよ。君の世間知らずの常識外れな所は、僕が直してあげるから心配しなくていいよ」




俊哉はそう言った、たしかに私は世間を知らない、きっと俊哉の言う通りなんだろう




でも心なしか、この頃ぐらいから俊哉は私の実家を悪様に愚痴る事に、遠慮は無くなってきていた





彼が年末休暇の間、私は家事に一生懸命頑張った。朝は俊哉より一時間早く起きて、朝食の支度、かたずけ、洗濯物干し、身支度、そして午後からは俊哉と出かけ、ショッピングモールをウロウロしたりした




夕食を食べて帰ろうと言っても、贅沢だと却下され、私は帰宅してそのまま夕食の準備



その間俊哉はビールを片手にスマホでゲーム、私が洗濯物を抱えて彼の前をバタバタしてもまったく関心を寄せず



彼が就寝してからも、食べたものの後かたずけやお風呂と、私は睡眠不足になった




やっと連休が明けて、彼が仕事に出かけてくれた時は、心底ホッとしたものだ

復讐ジュリエット~DV元夫に復讐の花束を~

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