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小さい頃から私はサービス精神が旺盛で、人を喜ばせたいという思いが病的なまでに強すぎた
中学の頃大好きな親友のバースディープレゼントに、任天堂スイッチをプレゼントして友人に「こんな高価なプレゼントは親が受け取れないって」と言って返された
私はただその子と一緒にスイッチで、遊びたかっただけなのに
そう・・・昔から人に対して適度な距離感がつかめず、度を越してしまうことがあった・・
それでも俊哉が四六時中嫌な男だったら、私だってここまで我慢はしなかっただろう、彼はこれまで生きてきた中で、初めて私を必要としてくれた人でもあった
機嫌の良い時の彼は本当に優しくてユーモア溢れて、魅力的だった
好きな音楽やテレビを一緒にみて肩を抱き寄せてくれた、そういう時の彼はとても愛情深く天使の様だった
私は彼の聞き役で、鏡であり、慰め役でもあって、私のサポート無しでは彼は完璧な社会人になれないとさえ言った
要するに彼は私の最大の弱点に付け入っているわけだ、私は誰かに必要とされたかった
誰かに尽くし必要とされることで、自分の存在意義を見出していたのだ
俊哉といて対処が難しいのが心のバランスが、取れない状況に常にさらされていることだ
私の人生に影響を与えた男性は父や兄だ、彼らはある程度反応の読める人達だった
でも俊哉は同じ行動に対しても、時と場合によって違う反応をしめす