ハート早すぎてビックリしてます。ありがとうございます!
この話、十五話くらいでキリをつけようと思っています。あと六話で綺麗に終われるかなっていう話なんですけどね
それぞれの目標 第八話、よろしくお願いします。
-お見合い-🔫side
はぁ…最悪すぎる。休日にわざわざスーツに着替えて初対面の人にお世辞を言わなければならないのは苦痛だ。
お見合い相手(ムギ)「あら、いらっしゃいましたのね。叶様。」
と早速手を握ってきた。
ムギ「わたくし、会うのを楽しみにしていました! 」
なんて言われてしまう。いい感じに手を振り払う
ムギ「今日は、二人きりだけですし、婚約者としての責務を果たしましょうね!」
は…? え…? もう婚約者になってるの? 父さんは、ただのお見合いって…。頭をとりあえず整理したかった。でも、横暴な父さんのことだ。と思うと、納得してしまった。
ムギ「叶様? 大丈夫ですか? 」
僕は頷きながら、とりあえず彼女に着いて行った。
-会社-🎲side
今日は叶が居ないから、俺にも仕事が割り振られる。にしても凄い量だな…これ、もはやブラック会社じゃないかと錯覚するほど。
上司「葛葉くん、ちょっとお話し」
と手招きされた。
上司が止まってたので、思いっきって話しかけてみた
上司「あなたに、異動の話が出てるわ。」
は…? また、俺は異動するのか…。今回は問題行動は起こしてない。どうして、俺は…
🎲「どうしてですか?」
出来ることなら、俺はあのチームで頑張りたい、叶と一緒にペアっ子として功績を残したい。
上司「社長からの提案よ、社長が直々に処分を下すことはそうそうない。だからこそあなた自身が絶対に変えなければならないわ」
上司「でも、私は叶くんとあなたのペアっ子が最強だと思っているわ。実際、契約率トップですし、だから私は提案してみたの」
上司「つまりは、この一年がラストチャンス。頑張ってね、葛葉くん期待してるわ」
改めて、暖かみを感じた。失敗ばかりの俺だけど、もう失敗はしない。失望させない。上司にも、スタッフさんにも、そして、叶にも。
上司「で、早速お仕事よ♪ 叶くん無しで契約を10取りなさい」
早速、重い任務が来た。俺ははい…と疲れた声で返事をした。よし、目標が出来た方が成長しやすいよな
頑張ろ、と頬をパチンと叩く。
-お食事-🔫side
ムギ「叶様は、休日に何をしておられるのですか?」
と英才教育されたテーブルマナーで、僕に聞いてくる。さすが、財閥家の娘。こんな初デートに、ピンクのワンピースを着てきていて気合十分!! という雰囲気が醸しでている。
🔫「何もしてないよ。」
僕の休日は、ほとんどないけれど…最近は
🎲『かなっ♡ ちょっとッッ♡ストップぅ…ッ♡』
葛葉先輩とどエロいことをしている。なんて言えないから…。
🔫「キミは何してるの?」
と言うと、ぱぁっと明るくなり、またしょんぼりとしてしまう。正直、笑顔になって真顔になるのは、何か事情があるはずだけど…。それを聞くのもなぁ…と躊躇した。
ムギ「あ…幼馴染と映画鑑賞とか、したりしてます…。」
さっきまで食い気味だったムギさんが、急にしょんぼりとしてしまった。それに、映画鑑賞というのが気になる。普通の財閥家の娘ならショッピングとか、エステとか、言いそうなのに…。
ムギ「映画なんて、子供みたいですよね💦」
なんだろう、この笑顔は。何か違和感がある。無理して作っている、と瞬時に感じてしまった。
🔫「いいえ、子供っぽくはないですね。趣味が映画鑑賞なんて誰でもありますし」
🎲『お前ちゃんと、映画見てんのか? もうちょっとで終わるぞ?』
どうしよう、何質問されても葛葉先輩しか出てこない。僕、葛葉先輩のこと好きすぎるな…。
ムギ「…/// あのお恥ずかしいことなんですけど…」
急に雰囲気が変わり、ムギさんは赤面になる。
ムギ「叶様は、と、殿方っていらっしゃいますか?」
殿方…あぁ、彼女か。
🎲『ん、お前キスしすぎ…。ゲーム集中できないからやめろ』
……
🔫「キミは落ち込まない?」
と聞くとコクンと頷いたので、言う覚悟を決めた。これで潔く諦めてくれたらな〜
🔫「いるよ」
ムギ「…私もす、好きな人がいて、あ…叶様ではございませんよ」
なんとなく、振られた気がする。
好きな人がいると言ったら、顔が真っ赤になっている。
ムギ「その、映画鑑賞の幼馴染なんですけどシャイで、そんなに喋んないんですけど…。笑うと可愛くて…あ、自分ばかり喋っちゃってごめんなさい! 」
彼女が幼馴染を語るのは本当に楽しそうで、僕なんかといるよりも楽しそうだった。さっきの嘘の笑顔はどこへ…。
ムギ「それで、告白させたいんですけど…。付き合ったとしても、ほら財閥家の娘じゃないですか私。バレたら、パパに離されちゃうから」
と言いながら、外を黄昏るムギさんは大人の女性らしさが出ていた。
ムギ「それで、叶様に殿方がいるならお父様をどうやって説得したのかなって。あとどういう方なんですか?」
と、恋の話に変わってしまった。
🔫「僕は父さんに言ってないよ、言ってもキミの言うとおり離されちゃうよ。だから言わないよ」
🔫「あと僕の恋人のことだよね、とにかく愛らしい人。口は悪いけど、僕のことを全部理解してくれて、僕の人生に欠かせない人。」
ムギ「あの素敵です!!! 私も頑張ります! ありがとうございました そろそろお開きにしましょうか」
と言われてお会計はあっちが出した途端めちゃめちゃ早く帰って行った。まさかの潔く諦めてくれた。
葛葉先輩に会いたいなぁ…。
next⇨♡900
終わりです! お暇な方は下のイチャイチャRをどーぞ!
-訂正-
・R07/03/31
🔫「ね、葛葉先輩っ♡ 何回イくんですか?」
🎲「んあ”ッッ♡♡ もぅッッ♡」
🔫「まだへばらないでくださいね」
と言われて二人が重なるいやらしい音が鳴る
🎲「んあッッ♡ かなッすとっぷぅッッ♡」
🎲「かなへぇッッ♡ 待てっつってんだ…」
🎲「あッッ!?♡」
🔫「先輩、緩めてください…っ」
🎲「だぁってッ♡」
🔫「(持ってかれる…ッッ♡)」
終わりです!
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