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こんにちは、ひばです
深夜テンションでさのじん書いてみました
セリフ、口調等にもしかしたら違和感を感じるかも知れませんが、優しい目で見てくださるとありがたいです。
付き合ってない世界の💛さんと、付き合ってる世界の🩷さんが出会うお話です
Rシーン無し、長めです!
ピピピ !
うるさいアラームの音で目が覚めた。
💛「ん……ん?」
重いまぶたを薄く開き、数回瞬きをして気づいた。
あれ、俺の家じゃない……?
……いや、でも 見慣れた天井だ。
適当に部屋の隅にまとめられた衣類を見るに、 ここは勇斗の家だろう。
相変わらずの散らかり具合だ。
いや、勇斗にしてはこれは片付いてる方か?
よく見たら、しっかりと掃除されている跡もある。
🩷「んん……?じんちゃんおきた…?」
モゾモゾと布団の擦れる音が隣から聞こえる。
勇斗が起きたらしい。
💛「あ、おはよ……ん!?」
🩷「うおっ…?ど、どした?」
隣で寝ている勇斗と至近距離でバッチリ目が合い、気づく。
あれ、なんでおれ勇斗と同じベッドで寝てるんだ……?
💛「ちょ、ちょいちょいちょい?」
慌てて布団から飛び出す。
勇斗は驚く俺をみても、何故か冷静な顔をしている。いや、なんなら、俺をおかしいものを見るような目で見てくる。
🩷「……え、いや。どしたん急に。」
💛「は、はぁっ!?いや、逆になんで?!」
💛「なんで一緒に寝てんの?!?」
部屋に沈黙が訪れる。
勇斗は少し考えてから、大きく笑いだした。
こ、こわい。
🩷「な、なに?笑今更?笑」
💛「へ…?今更って…?」
🩷「いや、一緒に寝るごときで驚くの、今更すぎるでしょ笑」
……は?
🩷「じーんちゃん♡なにびびってんの♡ほら、こっちおいで?」
💛「いやむり、キショイ」
🩷「えー?笑」
妙にベタベタしてくる勇斗、正直めちゃくちゃキモチワルイ……
ゾワッとするって言うか、なんか普段と違うから落ち着かないって言うか……
そう、どうやら俺と勇斗は付き合っているらしい。
しかも、同棲もしてるんだとか。
でも、俺には勇斗と付き合った記憶も、同棲を始めた記憶も存在しない。
ちゃーんと、俺の家で毎日一人で寝てます。
じゃあこれはどういう事なんだ?
俺が導き出したひとつの答え、それは、平行世界。
平行世界ってのは、俺たちが生きるこの次元に、もうひとつ存在する世界のこと。
同じ世界だけど、環境とかなんとかが違う……みたいなやつ。
いやぁ……ファンタジーだけの話だと思ってたね、完全に。
あったんだ。平行世界。
てかそれ以外ありえないし。
🩷「じんと?急にどした?疲れてんの?」
💛「ああいや、なんでもない……」
そして、平行世界の勇斗は今現在も俺のそばにぺったりくっついてきている。
💛「ね、おれってさぁ、勇斗と付き合ってんだよね?」
🩷「うん、そーだよ。佐野勇斗というイケメンと付き合えてる、ラッキーボーイ」
💛「ああそこまでは聞いてない、説明どうもありがとう」
🩷「うんっ😄」
別世界の俺は、勇斗に惚れていたのか。
……まあ分からなくもない。
たしかに勇斗は男女の壁を無くしてしまうような美しい容姿を持っているだけではなく、とびきり優しくて、真面目で、面白い。
すごく頼りになる男だ。
きっと、少女漫画ではこういう男が登場するんだろうな。
それに……
恋人としての佐野勇斗は、なんていうかこう、物凄く犬っぽい。
かわいい。放っておけなくなる感じ。
……いやいやまてまて。
じゃあなんで勇斗は俺に惚れたんだ?
俺に惚れる要素ある……?ましてや、メンバーで男で……
舜太みたいにニコニコして可愛いわけでもないし、大智みたいに元気ハツラツで、元気づけれるような性格でもないし、じゅうみたいに妖美さなんて持ち合わせてないし……
ほんとになんで?
💛「ねえはやと」
🩷「んー?」
……その甘い声どうにかしてくれ、おかしくなりそう。
💛「勇斗ってさ、俺のどこが好きなの?」
この時、軽率に聞いたのは、間違いだったのかもしれない。
🩷「えー!なになに今日はそういうナイーブな感じなの?」
💛「い、いや……ただ気になって。」
🩷「ほんと?じゃあ…答えてあげなきゃな」
勇斗は目を細め俺を見つめては、優しく俺の頬に触れた。
勇斗に触れられたところから、体全身に熱がじんわり広がっていくのがわかる。
🩷「まずねぇ、このかわいい唇ね、」
唇に指がふれ、フニフニと感触を確かめるようになぞられる。
💛「え、はや、」
🩷「ん?」
名前を呼ぶと、しっかりと目が合ってしまって。
💛(あ、これ、なんか、)
🩷「仁人の唇、ぽてっとしてて、食べちゃいたくなる。キスのあと、ちょっと震える癖あるの。しってた?」
💛「し、らない、」
突然の情報量に、頭がパンクしそう。
まるでサウナのように部屋が暑くなったように感じる。
実際に暑くなっているのは、きっと俺の方だ。
キス、もうしてたんだ、、
いや、付き合ってるならそりゃするかもしれないけど…… 勇斗との、キス……
お、おれ、何想像してんだろう。
🩷「あとねぇ、俺がかわいい、っていうと、すーぐあかくなっちゃうとことかね。」
🩷「ほんとかわいい」
💛「や、もういいです、わかった、から、」
甘く低く響く声が俺の鼓膜を震わせ、脳みそにぼんやりと響く。
熱い指は俺の思考を奪うには十分すぎて、すぐにキャパオーバーになってしまう。
🩷「あら、もういいの。」
💛「うん……」
🩷「伝わった?俺の仁人の好きなとこ」
💛「……ん、」
思ったより素直に引いてくれた。
よかった、と思うの束の間。
チュ
軽いリップ音がして、目の前には勇斗の真っ直ぐな瞳があった。
あ、キスされた、
おれ、
🩷「おーい?じんとー?」
💛「っ!?」
あれ?勇斗、なんで?
それにここ……勇斗の家じゃなくて、楽屋……?
🩷「おいおいおいちゃーーん、寝不足ですかあ?」
💛「……や、え、?」
🩷「…なに?どした?」
ああ、これ、勇斗だ、
さっきの勇斗じゃなくて、俺の知ってる勇斗。
さっきのは、夢?
💛「……っはぁ〜……」
そう分かると、意識せずとも口から深いため息が漏れ出た。
解放された安堵と、こんな夢を見てしまった俺への嫌悪感のため息。
💛「いやいやいや……そーだよね…ありえないですよねー……」
平行世界とか、あるはずないし。
ましてや勇斗と…
こいつはM!LKのメンバーで、俺の大事な友達。うんうん。
……なんかちょっと、残念な気持ちが残ってるのがムカつく…
🩷「仁人?ほんとに何?大丈夫?」
突然、勇斗にグイッと顔を寄せられる。
💛「えっ、」
🩷「体調悪いんならいえよ」
💛「いや、ちがっ!」
ち、ちかい。
勇斗に心配そうに見つめられる。
やめてくれ、これじゃ、さっきのキス思い出しちゃって、
💛「っ、は、はなして、!」
ああ、おわった。
顔があっつくなる。あの時の感覚と一緒。
俺はいま、勇斗に照れてしまった。
ときめいてしまった。
勇斗はそんなんで俺に声かけた訳じゃないはずなのに。
俺は、あの時のはやとが脳裏にチラついてしまって。
🩷「……え、じ、じんと、」
💛「お、おれ!メイクそろそろ時間だわ!!じゃ!!」
無理やり勇斗からはなれて、俺は楽屋を後にした。
勇斗に声をかけられた気がするけど、俺は無視してそのままトイレにいって、頭を冷やした。
あー、ほんと、さいあく、
🩷「ちょ、どした?!」
バタン。
仁人がなにやら顔を赤くしたかと思えば、慌ただしく楽屋から出ていってしまった。
おれは、ただ体調を心配しようとしただけ。
……のはずなんだけどなぁ、
💛『っ、は、はなして、!』
あのときの、仁人の潤んだ瞳。少し震えたように見えた唇。
赤く染った頬に、弱く霞んだ声。
🩷「はー……いや、さすがに、ね、ハハ…」
なんか俺まで、照れてきちゃったじゃん。
あんな顔しといて、まさか俺の事放置なんて、しないよね?
俺は仁人のあとを追うように楽屋から出た。
あの世界は、平行世界なんかじゃなくて、俺らの未来だったのかもしれない。
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