コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
次に目を開けた場所は
何も無いただ白い世界だった。
すると、足元には沢山のオバケ達が居た。
さっきのオバケ達だろう。
なんとなくそんな気がした。
そのとき、急に目の前に看板が現れた。
だが、その看板の文字は日本語では無い
謎の文字で書かれていた。
「んー……」
目を凝らして見てみるも、全く分からない。
「ていうかどうやって帰ればいいの!?」
見渡しても出口は無い。
それどころか前も後ろも分からない状態だ。
「あなた達のせいで出られなくなったじゃん!!」
私がそう言いながらオバケを揺らしていると、
「お前、どうやって来た」
という声が聞こえた。
驚いて声の方を向くと白髪の男の子が
立っていた。
多分同じくらいの歳だろう。
それよりもあれは地毛なのだろうか。
いや、違うか。ただ染めただけだろう。
「質問に答えろ。どうやって来た?」
「え…っと、この子達が私のことをゴミ捨て場の鏡に押して、それから───」
そう言って続きを話そうとしたら
突然話を遮られた。
「そいつらは懐かないはずなのに….」
何か呟いている。
上手く聞き取れないがオバケ達のことだろう。
「まぁいい。着いてこい」
そう言ってその子は私に背を向けて
どこかへ歩き出す。
私も慌てて着いていくとオ
バケ達は続々と私に着いてくる。
なんだか可愛い気がする。