ここは亜人や獣人と呼ばれる人間とは異なる種族の者達が人間と共存している世界。人間は長い間、亜人達と戦争をしていたがそんな戦争も100年前に終結していた。今や亜人達の持つ異能の力を開花させる薬によって世界のほぼ全ての人が異能の力に目覚めている。

清田「ってあるけどさぁ結局能力って人によって大きさがバラバラやん？だから元から強力な能力を持ってる亜人達の方が勝ち組じゃね？ 」

と語るのは俺　神崎　信《かんざき　しん》の友達の清田　翼《きよた　つばさ》だ。

神崎「そうは言ったて能力は変えられないしなー。あ、俺こっち。」

清田「おー、なんだ？タイムセールか？」

神崎「正解。卵が78円で安いんだよ。」

清田と別れスーパーに向かう。ちなみに神崎は学生寮で住んでいる１人ぐらしだ。親は2年前に死んでいる。なので基本的に彼は貧乏学生である。