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け キ バ ぁ ぁ ぁ ッ ッ … 最 高 で す ッ ッ … ! ! や ば ぃ ッ ッ … 。、 よ ん り ゅ 最 高 で す よ ね ッ ッ …
え,神 です か っ ! ! ? け き ば で こ ん な ほのぼの 書ける の 凄 過ぎ ます っ ! ! ! ( 私 だ っ たら 一瞬 で ドロドロ に 堕としt 最後 の 雑談 共感 の 嵐 過ぎ て 辛い
グッヘッヘ(^q^)………Ω\ζ°)チーン
※第1話の [必読] を必ずお読みください
※エセ関西弁
※誤字/脱字 あり
*グ◻︎表現、過激な表現無し*
この世界では、『ケーキ』と『フォーク』が存在する。
最近ニュースやネットでも話題になっており、実際今もニュースに取り上げられている。
ただそのニュースは決して明るい内容ではなく、殺人事件やフォークに襲われたなどの恐ろしい内容だ。
ニュースの影響か、ケーキの人間は毎日怯えて暮らす他ならなった。
それはフォークも同じようで、フォークの人間だと判明しただけで予備殺人者と周りから避けられるようだ。
お互い、肩身の狭い生活だろう。
「もしかして、ゾムさん”ケーキ”です?」
久しぶりにエミさんの家に遊びに来た時、神妙な顔でそう詰められた。
自分はケーキにもフォークにも分類されない人間だと思っていたので、その言葉に酷く動揺した。
確かに、知らない人からの視線を感じることは多々あった。
ただ世界中でケーキとフォークに関する悲惨な事件が多発したせいか、世間の目は厳しくなる一方だった。街中でフォークらしき人がいるだけで職質されるなんてこともざらにあるため、自分でもよく分からない。
「あー、俺ケーキなんや…」
「おそらく…」
「え、もしかしてエミさん、”フォーク”?」
フォークという言葉を発した瞬間、エミさんは図星を突かれてたのか肩をビクッと跳ねらせた。そのまま、口をモゴモゴとさせて何か言いたげだ。
この様子から察するに、どうやらエミさんは自分がフォークであることに以前から気づいていたようだ。
「隠してた訳じゃないんですけど、色々言いづらくて…」
「まあ、ニュースにもなってるからな」
「…もしかして、俺とか食べたくなる?」
俺はエミさんの気も知らずに、冗談のつもりで話した。
すると目の前にいるエミさんは、俯いたまま黙り込んでしまう。
俺、今やばいこと言ったか。
さすがに、からかわんほうが良かったよな。
em視点
ゾムさんは冗談のつもりで言ったのだろうが、今では上手く理性が保てない。
今まで味覚の失った生活を送ってきたからか、ケーキを目の前にして酷く興奮している。自分で自覚できるほど、興奮しておりどこか冷静さを失いつつあった。
「さすがにゾムさんのからだは食べれませんよ」
「えー、エミさんなら別にええのに」
嬉しいお言葉だが、今は少し心苦しい。
普通のフォークは、ケーキを前にして平然でいられる訳が無い。
目の前にいるゾムさんは、甘い匂いを放った果実だ。今ならゾムさんからの制止を聞かず、襲いかかってしまうだろう。
「じゃあ小指とかは? 使わんし」
「いや、ゾムさん自分を大切にしてください」
するとゾムさんは考えるふりをした後、手元にあるスマホで調べ物を始めた。
普通フォークは責められる立場のはずなのに、ゾムさんはいつも通りに接してくれて心から救われた。
軽蔑されると恐れていたが、ゾムさんは違うようだ。
「あー、唾液もか!じゃあコップに出すから、それ飲めばいけるか?」
私の気も知らないで、ゾムさんは無警戒に食器棚からコップを取り出そうとした。少し高い位置に食器棚があるからか、ゾムさんは頑張って背を伸ばしながらコップを取り出す姿を後ろでじっと見守っていた。
「本当にいいんですか…?」
「全然ええよ」
そのまま舌を大きく出し、垂れてくる横髪を余った手で抑えながら唾液を出す姿にはどこかクるものがあった。
ゾムさんは潔癖症のはずなのに、どうしてフォーク相手にここまでしてくれるのだろう。
今はただ、申し訳ない気持ちしかない。
「ん、はい」
「申し訳ないです…」
渡されたのは、唾液の入ったコップ。
ただ私はこれを飲めば、更に歯止めが効かなくなるだろう。
ゾムさんの皮膚や、血肉まで貪りたくだろう。
だがその意思に反して体は正直というのか、唾液の入ったコップに口を付けようとする。
「ぞ、ゾムさん…?w」
「ん? あ、気にせんでええよ」
何故かその様子を、ゾムさんジッと凝視していた。恥ずかしいことをしている気分になってきて、落ち着かない。
確かに他人の唾液を飲む光景は、傍から見ると奇妙かもしれない。
ゾムさんを横目に一口飲んでみると、甘いシロップのような味が口内に広がった。
「ほんまに味するん?」
「なんていうか、そのー…甘い飲み物をそのまま飲んでる感じです」
「えー、辛ない? それ」
「実際美味しいので辛くは…」
ゾムさんの唾液を飲み込んだ瞬間、今まで味覚が失っていたはずなのに初めて美味しいと感じた。
この時、目の前にいるケーキを貪りたいという衝動が襲ってくる。
「へー、そんな感じなんや」
「…ゾムさん、気をつけたほうがいいですよ。ゾムさんはケーキなんですから」
「エミさんも大丈夫なん?」
こんな時でも、他人の心配をするゾムさんが愛おしくて堪らない。
今ここで、無警戒のままこちらに近づくケーキを食べたらどんな気分になれるのだろう。
知らないケーキを食べるより、目の前にいるゾムさんを食べれたら、と危ない考えが頭によぎってしまった。
「じゃあ、俺がおじいちゃんになったら食ってもええよ」
「それは、遠回しのプロポーズですか?」
「え、ま、まぁ、そうなるんかな…//」
そういうつもりで言った訳ではないみたいだが、ゾムさんは顔を真っ赤にさせてモジモジと言葉を濁す。
口先を尖らせて、ブツブツと何か呟くゾムさんが愛おしい。
いつもの元気な姿とはうってかわって、誤魔化そうとタジタジする姿が私の心を満たしていく。
「じゃあ、そうしましょうかね」
ゾムさんは、私と親しい関係だからこそ許してくれてるのだろう。
ここから残りの余生、一体どうなるかとても楽しみだ。
最後まで閲覧して頂き、誠にありがとうございます。
初めてのケ‐≠バ‐ス書きました…🍰
誤字チェックするつもりが、気づいたら加筆しておりこんなに長文になっていました。
終わり方が雑になってしまったのが申し訳ない🥲
ᶻⓜさんが無意識にeⓜさんを信用してるからこそ、eⓜさんのドロドロした感情がよく映えるんですよ…
ケ‐≠バ‐スを書こうと決めた時から、このcpで絶対書き上げたかった。
設定とか見た瞬間、eⓜᶻⓜに合いそうと思ったので🙌🏻✨
受けは攻めのことを「好き!」みたいな軽い感情だけど、逆に攻めはその受けに対してドロドロした感情もってるみたいな大好きなんです😢💘
[2025/4/3投稿]