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放課後

ユキ)ん”〜…終わったぁ!

アベルさんの膝から降り「ありがとうございました!」とアビスさんに言うとアビスさんは私の頭を優しく撫でて「良いんだよ、気を付けて帰るようにね」と優しく言われた

ワース)ユキ、帰るぞ

ユキ)はーい!

ワースさんの傍に行くとワースさんが何故かしら手を握ってきた

ユキ)??ワースさん?

ワース)変に離れられたら困るんだよ、大人しくしろよ

ユキ)はぁーい!








寮室

ワース)ユキ、疲れてないか?

ユキ)大丈夫ですよ〜

部屋の椅子に座り少し休んでいると扉をノックされワースさんが「悪い、今手を離せないんだ頼んでいいか?」と言われ扉に行き開けるとランスくんとドットくんが目の前にいた

ユキ)あぇ…おふたりどうしました?

ランス)茶菓子と紅茶を持ってきたんだ

ユキ)やったー!

お二人の手を引っ張り部屋の中に招き入れる

ユキ)ワースさん!ワースさん!ランスくんとドットくんが来てくれましたよ!お土産付きで!

ワース)お?珍しいなクソガキども

ランス)俺らはユキの面倒を見に来ただけだお前なんか興味ねぇよ

ユキ)??

ドット)ユキ〜!何が食いてぇよ色々買ってきたんだぜ!

ユキ)ホント!?何買ってきたの?

ドット)お前の好きなフルーツタルトもあるぜ!

ユキ)やった〜!








ユキ)ん〜♪美味しいです!

ドット)だろ?態々高ぇとこのケーキ買ってきたんだからな!

ユキ)エヘヘありがとうね〜

ワース)(こいつら菓子の話になると極端に背景に花が咲くな…)

完全にスイーツタイムに突入している時

ドット)そういやユキ

ユキ)ん〜?なぁーんですか〜?

ドット)お前の詳しい話知らねぇんだけどよ…お前、買われたって聞いたんだけどよ…それってマジ?

と、突然聞かれた

ワースさんは目を見開きドットくんに杖を向けた

ドット)え、あ……俺…なんかまずい事聞いちゃいました?

ワース)お前…ユキの過去を蒸し返そうとするな!

ドット)か、過去…?

ワースさんに「もう怖くないですよ?」と優しく笑ってワースさんを見るとワースさんは杖をしまった

ユキ)…ワースさんやオーター様からは私がただ「買われた」としか聞かれてないかも知れません…まぁ、買われたのは事実ですよ…でも、買われる前はオークション会場とズブズブ関係の施設で育てられました

ドット)!?そ、それって……も、もう話さなくていい!悪い……聞くべきじゃなかった…

ユキ)ふふっそんな過去を持っていても…今は幸せですよ?幸せじゃなかったら私死んでますし

ワース)ユキ……

ユキ)今はオーター様に買われて「良かった」って思ってます……いや、思わされた…の方が正しいですかね笑

ケーキを少しづつ突っつきながら喋る

ユキ)買われて良かったって心底思いますよ、何かあって私が先に死ぬか…皆さんが先に死ぬか……それが怖いんですよ、一人ぼっちになるのが…この幸せに慣れてしまったんですよ

ティーカップを撫でながらケーキを少しづつ食べて行く

ユキ)こんな幸せを…手放したくないんです……オーター様がくれた幸せを…

紅茶を1口飲み話終わるとドットくんは気まずそうな顔をし「お前は…今が幸せなのか?」と聞いて私は頷いた

ユキ)すっごい幸せ…他にももっと色んな幸せがあると思うけど…今の生活でも充分楽しいです、幸せです

ドット)……そうか

ユキ)さ、もう一個たーべよ♪

奴隷の私はある人に買われた

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