☃視点
目にしたことがあった。
初代様が書いたとされる手記だ。
この手記には近い将来起きる様々な事が
ずらりと書いてある。
例えば街の景気が良くなるとか
軍の崩壊などなどだ。
ひときわ目を引くのは
望まれし子の存在だった。
そもそも光属性を持ち合わせる者自体が
珍しく魔偶召喚までもを
持ち合わせてしまう神が望んだ子らしい。
まさかおんりーが神が望んだ子
だっただなんて信じられない。
と思うとともに
☃「“助けて”」
そう声に出した。
🍌視点
[貴方ははやく
あの人達のもとに行くのよ。]
と言われ向かったのは
ドズさんとぼんさんのもと。
2人に向かって手を伸ばし
力をこめる。
光が2人のことを包みだし
みるみる傷を治していく。
傷が完治する頃
🦍「おんりー大丈夫だったんだね。」
🍆「無事そうでよかったよ。」
と優しく声をかけてくれたが
自分はなにも返せなかった。
🦍「取り敢えずここから出るのが
最優先だね。」
🍆「ありがとうおんりーちゃん。」
勝手に妖精さんについていって
助けに来てくれた
ドズさん達を傷つけてしまった。
こんな自分が優しい言葉を
受け取ってもいいのだろうか。
このようなことが起きたのも
全て自分が元凶だと言うのに。
2人は嫌な顔の1つもしない。
どうしてなのだろうか。
歩き出した2人を横目に
おらふくんとめんのもとに
向かった。
🐷視点
おんりーちゃんが
こっちに向かって走ってくる。
離れ離れになっていた数日で
おんりーちゃんは変わった気がする。
なにより目つきが変わった。
やるべきことを見つけたかのような
真っ直ぐな瞳。
手をかざされれば
暖かい光が自分のことを包み込んだ。
傷は治り魔力も戻ってくる。
🐷「おんりーちゃんありがとう。
無事でよかった。」
と声をかけたが返答はない。
☃「うかない顔してどうしたん??」
とおらふくんが聞いた。
『わからないんです。
自分のせいでこんなことが起きてるのに
どうして優しい声をかけてくれるのかが。』
自分達よりも小さいこの体に
耐えきれないほどの責任を
抱えているのだろう。
🐷「別におんりーちゃんのせいだなんて
誰も思ってないと思うよ。」
げんに自分自身も隠し事をしたし
おんりーちゃんを守れなかったことに
対して後悔と責任を感じた。
☃「それに“家族”のためやしね!!」
これが俺達の最後の戦い。
2000♥↑
最後に近づき
つめつめになってしまい申し訳ないです。
魔偶召喚はゴーレムの召喚のことです。
漢字並べてそれっぽいなと
思っただけです。
コメント
5件
やばい誰もが涙が出てくる小説だ… 良すぎて化け物級😇(いい意味で化け物ですよ!!)
うおー…!泣けていました…(?)
だいずさんの小説ほんとに私の心に染みます……良すぎて… ((良い意味です))