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あれから約1年――
海外の生活にもずいぶん慣れてきた。
素敵なお家だけど、とても広いからお掃除は結構大変。仕事をしていない分、家事は全部自分が引き受けて何とか頑張っている。
龍聖君は、相変わらずものすごく忙しくて、顔を合わせる時間がほとんど無い日もあるくらい。
でも、寂しくはない――これは本音。
一生懸命仕事を頑張ってくれてるし、どんなに遅くなっても必ず帰ってきてくれるとわかっているから。
つかの間でも時間があれば、一緒にご飯をたべたり、散歩したり、お風呂に入ったり、そして……
そうやって何も変わらず私を愛してくれる。
それで、十分だった。
私は、今も毎日、龍聖君に恋してる。
どんな時も、龍聖君はやっぱりカッコ良過ぎて。
猫舌で熱いものが苦手だったり、シャツのボタンを掛け違えたり、ネクタイをなかなか決められなかったり……
そういうところも可愛くて好き。
起きてすぐのちょっとした寝癖さえ、その全部を愛おしく思える。
そんな龍聖君がひとたびスーツを身に纏えば、あっという間に「イケメン最強男子」のできあがり。
とんでもなくオシャレな街並みを歩いていても、どんな男性達より飛び抜けて目立っている。周りの風景に自然にとけ込んで、当たり前のように現地の女性達から熱い視線を集めている。
日本だけじゃない、龍聖君のイケメンぶりは世界共通なんだ。
もちろん、こちらの人達も男女共にみんな素敵で、鳳条グループの社員さんや知り合いがたまにうちに来るのだけれど、とにかく見た目も中身もカッコいい。
龍聖君に教えてもらいながら、日常会話くらいは何とか話せるようになって、みんなとコミュニケーションが取れることがとても嬉しい。
そんな新鮮な毎日は、まるで洋画の世界に入り込んだみたいにワクワクドキドキだ。