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私たちは進路先を変え、紅海に入り、地中海に入ってから、イギリスに戻る事にした。
帰って来て私たちは、他の科学者たちと共にデータを分析を行い、考察をする。
遺跡の方は取り敢えず後回しである。
episode3:Analysis
そして,科学者たちが大勢と休息を取る中わたしともう一人、日本の科学者である鈴木龍伸(すずきたつのぶ)が私の元へ寄って来て画面を見た。
「これは?星舘博士。」
といきなり話しかけて来たので、少しびっくりした。
「昨日の熱水噴射の時に、噴射口付近の近くにいた無人探査機の撮っていた映像に、何か写っていた気がして見直してる」
そう、私が言うと龍伸博士は、少し不思議そうな顔をした。そして龍伸博士は私に聞いてきた。
「何で一番最初から見直すんだ?」
と言ったので私はこう答える。
「もうこのご時世、何が起きるかわからない。だから全部見ている。」
「なるほど…」
と大変そうみたいな顔をされつつ龍伸は自分の席に戻った。
メモリの録画を見始めて、2時間
(そろそろだな…)
と見ていたら…
「はっ!?」
「ど、どうした?」
コーヒーを飲んでいたらしい龍伸が私の突然出した大きな声にびっくりして飲んでいたコーヒーを吹き出してコーヒーまみれのまま私を見ていた。
「今確実に何か出てきた。」
(今確実に何か大きな生物が通った)
そう言うと、龍伸は
「熱水噴射じゃなかったの?」
と私に問うて来た。
「あん時揺れてて皆んな見てなかっただけで、熱水じゃなくて、なんかイカとは違う巨大甲殻類が映った。」
目の前に映っているものが少し信じられないが、真実なのだ。
「じゃあ、あの揺れって?」
そして時間的にも揺れたのはこの時だった。揺れのことを聞かれたので、私は答える。
「音だ。」
「は?」
私はこれが水中で発せられた音波であることがわかった。
「さっきの巨大甲殻類の発した音だ。それで揺れたんだと思う。」
「なるほど。つまり超音波でシステム不良を起こした訳だ。」
「そう言うこと。」
と龍伸はすぐに理解をしてくれたようでマジで助かる。
「まだ確認されていない”未確認生物”がいるという訳で?」
「そゆこと。そしてこのタイミングで無人探査機が破壊されている。映像もこれで終わり。」
(おもんねぇ、影が見えるだけで巨大な影の正体がわからん)
「3台ともチェックし終わったのか?」
と龍伸が聞いてくるので、
「あぁ、ただ全部影が写ってるだけだった。一番クッキリ写ってるのでもこれだからなぁ、、」
と私は少し落ち込む。
「せっかく、新しい発見かもしれなかったのに…」
と龍伸も同情?してくれた
「まだ、他の科学者たちに言うつもりはないよ。まだ確証が無いから。」
「まぁ、今の映像だけで十分成り立つのだろうけど…」
「でも、仮にも新たなる生物を発見したとして、余計面倒なことになる。ただえさえこの”災害”のことを調べるのに精一杯だって言うのに…」
「確かにな…」
と新たなる発見を目前に、公表が出来ないのにガッカリする私たち。
「まぁ、海底調査は何もこの一回だけじゃないし。」
と前向きに、なって私は次なる仕事に手をつけ始めた。
「あーーーーーーー」
おっと失礼。疲れ過ぎて頭おかしくなっていた。
疲れに敗れそうになった時に私の脳にふと、ひとつ思い浮かんでくる
『地球空洞説』
「巨大生物…」
そう呟いた時に、先日読んでいた時の事を思い出した。
〔過去にアメリカが、海で謎の音を拾った。〕
〔それは巨大生物の、寝息だ。私達はそれらを絶対に起こしてはならない。〕
「……」
(んな訳ないか。)
しかし、実際に巨大甲殻類の影を見てから、先日まで完全否定していたものが否定しきれなくなった。
私は戸惑った。
(興味本位で動かしたもう一台は遺跡を捉えた。しかも、あれは意図的にあえて空間が作られているものである可能性が高い。いや、元々、あそこは地上で無かった可能性が高い。厄介過ぎる。)
遺跡のことまで考える始めると頭がパンクしそうになる。
「酒飲んで寝よ……」
(今日は疲れた。また明日だ)
翌朝、私は遺跡の様子を写していた映像を見返していた。
「Hoshidate, you are a biology expert, aren’t you? Let’s leave the research of archeologicals to our experts.」
〜星館、あなたは生物学の専門家ですね。考古学の研究は専門家に任せましょう。〜
とイギリスの学者が私に話しかけて来た。
だけど私は、、
「I refuse.」
〜断る〜
「What?」
〜なに?〜
「Leave me alone.
Once he starts to worry about it, he will research until he comes to a conclusion.」
〜ほっといて。彼がそれについて心配し始めると、彼は結論に達するまで研究します。〜
「ok.」
と龍伸が追っ払ってくれた。
(サンキュー。)
そう思いながら私はまた動画を見直した。
見直しを何回も繰り返してあることに私は気づいた。
「動いている。」
そう、私は何回も動画を見直しているうちに奥のトゲトゲしている山が少し動いているように見える。そして、その遺跡は獣人の銅像をを警備兵みたいに配置している。
そして、画面を拡大すると古代文字らしきものが彫られていたりもする。
だが、私は興味本位でありとあらゆる古代文字を読んできたけど、初めて見た。
(これは、専門にお願いするしか無い)
とそう思うのだった。どうやっても、私の力じゃどうにも解決できなさそうだ。
(遺跡発見の件はまだ、世に出さないとして問題は私たち(科学者)が現時点でどれだけ調べがついているのかを言うのかだ。)
と現時点で出て来ている可能性を世に伝えるリスクを考える。
(この災害が発生してそれなりには経っている。だが、世にこの情報を発信すると明らかにしてしまえば明らかに事態は更に混乱んを招く)
と考えても結論の出ないことを考え込んでしまう。
私は自然現象を専門としている。今回の災害は私がトップに置いて原因を調べ上げている。
(現時点で考えるものはない。地震においても、海底火山の噴火だとしてもこのレベルは考えられない。ましてや東南アジアと東アジアの一部の空気中の放射線量を6割り増しにするなんて過去にそんな事が出来る潜在能力を持っている災害は存在しない。)
とひとりで考えていると
「あんまり考え込むとシワが増えるぞ。」
と龍伸が話しかけてきた。ただ、、、
「開口一番にそれかよ、、、」
と私は呆れる。
「若いうちにそれだと、危険だと言ってるんだ」
と龍伸は返して来た。でも私は
「まだ34だ。そこまで心配する必要はない」
私はそう返した。だって、そんな歳でシワには困る必要はない。
「んなこと言ってたってすぐ年は取るものだ。」
と忙しい時にする会話では無いことを話す私たち。
「まあ、アメリカに近々向かって更に調べてみようと思う。」
そう、前に見た『地球空洞説』はアメリカで書かれた事がわかった。なぜフランス語だったのかは不明だが、もしかしたら巨大生物について何かわかることがあるかもしれないから。