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自分夢の中
262
#主のひとりごと
そ の .
545
M!LKの冠番組の収録に車で向かう。
車内には運転手さんと、
メンバーの佐野勇斗、吉田仁人がいる。
話すこともなく、
ぼーっとしていたその時。
💛「勇斗、最近嬉しいことでもあった?」
仁ちゃんが佐野さんに話しかけていて、
🩷「ぶほっ!?」
動揺していた。
佐野さんがこんなに動揺するなんて、
珍しいなぁ。
いつもニヤニヤして隠してるくせに。
これはチャンス、と思った。
なんかボロ出ないかな。
遊び半分で揶揄ってみる。
💙「たしかに笑顔増えたよなー!嬉しいことやけど…理由、気になるわ!」
💛「でしょ?」
仁ちゃんが便乗してくんのは、
気に食わんけどな。
けど勇斗のことは、
知っておいて損ないし。
🩷「いやいや、なんも無いって笑」
💙「嘘つかんでええのに!顔、可笑しなってるで?笑」
今もだ。
わかりやすい。
笑顔がぎこちなさすぎる。
💛「そんなに言いたくないわけ?」
🩷「うっ…。」
俺、勘冴えてるかもな。
んー、なんやろ。
佐野さんが動揺するようなこと。
きっと芸能活動に関係すること。
M!LKに影響が出るものとかやろ。
だって彼はなによりも、
M!LKを愛しているんやから。
それはメンバーが1番わかっている。
最初から居た俺と仁人は特に。
バレたらいけないもの…こと…。
💙「あ!言えないことってさぁ…禁断の恋、とかぁ…」
思いついたこと。
俺もしていることを言ってみる。
🩷「ぐふっ…!?」
佐野さんの動きが固まる。
💛「え、まじ?」
仁人の表情が険しくなる。
💙「えー!誰なん!?」
2人の反応なんて見ないふりして、
興味があるように声を出す。
長い間があいて、
勇斗の口が開く。
🩷「…柔…。」
え?
💙💛「柔!?」
俺と仁人の声が重なる。
柔?
柔太朗のこと!?
💙「ほんまに!?」
🩷「本当だよ…。」
真面目なトーン。
真剣な顔。
これ、ほんまやわ…。
ということは?
チャンスやん。
こんなこと考える俺、最低や。
でも嬉しかった。
けどやっぱり動揺はしてしまっていて。
佐野さんに声掛ける時、
💙「お、応援してるで!」
裏返ってしまった。
佐野さんは驚いた顔で、
なんだか安心したような顔で、
俺を見つめていた。
ふと吉田さん方を見ると、
顔を覆って固まっていた。
そりゃあ……ねぇ。
そうなるわな。
🩷「ごめん…やっぱ、駄目だよな。」
きっと勇斗は、
仁人がリーダーとして悩んでるとしか、
思っていないだろう。
ほら、悲しそうな顔してるよ、仁人。
💛「いや…禁止されてないし、別に私情に口挟むつもりなんてないけど…。」
辛そうな顔してさ、我慢せんでええのにな。
彼は心を決めたかのように、
勇斗へ歩み寄ってポン、と肩に手を置く。
💛「…ま、頑張れよ。」
必死に出した言葉。
🩷「うん…。」
なにかが変だと気付いたのか、
勇斗の返事は小さくて。
タイミング良く車が着いたから、
モヤモヤした気持ちのまま、
楽屋へ向かった。
❤️「勇ちゃん!太ちゃん!仁ちゃん!」
💙「舜ちゃーん!!柔ちゃんも!!」
現場に着いて。
そこには舜太と柔太朗の姿があった。
🤍「………。」
🩷「………。」
この距離じゃ会話は聞こえない。
けどなんや、あの雰囲気。
付き合いたてのカップルかよ。
それが事実だとしたら嬉しすぎるけど。
💙「そんなこと…あるわけ笑」
❤「だーいちゃんっ、どしたん?」
💙「おわっ!?」
声の主は舜太だった。
❤「なに?どこ見て…」
俺の視線の先を辿ったのか。
察したように「あー」と声を漏らす。
💙「ごめん。」
❤「別に、ええよ笑」
💙「舜太の気持ち知ってるのに…。」
❤「それで太ちゃんの気持ちが犠牲になる方が俺は嫌やで。」
💙「舜太…。」
どこまで優しいんやろ。
佐野さんと柔ちゃんが付き合ってくれていたらなんて、
考えていた俺を許してくれる。
❤「俺もあんな存在になれたらなぁ、笑」
俺も力になりたい。
💙「舜太なら、なれるよ。」
強く、そう思った。
❤「ん〜…まぁでも…」
舜太が喋ろうとしたその時。
少し離れていた仁人が勇斗と柔太朗の方へ歩いていった。
💛「イチャつくのはいいけど収録終わってからにしろー。」
勇斗の肩を叩いて。
わざわざ?
別にあの距離でも言えたやん。
💙「ムカつくなぁ…。」
そう、呟いてしまった。
すると手首が掴まれるような感覚がした。
舜太が笑顔で俺を引っ張る。
❤️「3人とも!俺ら先行ってるな!」
ここで立ち止まったら…どうにかなってまう。
💙「おいてってまうで!!」
そんな捨て台詞を吐いて着いて行った。
きっと舜太なりの気遣いで、
舜太自身も気まずかったからだと思うけど。
救いだった。
俺は舜太に助けられてばっかやな、笑
💛「走んなよー!!」
いつもみたいに大声を出して注意してくる仁人。
俺の時は、そうなんやな。
🩷「おーい、待てって!!」
何も知らないであろう佐野さんが、
追いかけてくる気配を感じた。
何も知らないって、ええなぁ。
コメント
5件
どろどろですね...なんかさ、書くの上手くなってる気がする!!これからも頑張れよ!!!
うわ、めっちゃ重たい空気の中での暴露…!「応援してるで」って裏返った声で言うの、めっちゃ切なくて胸がギュッてなったよ…。でも舜太の「太ちゃんの気持ちが犠牲になる方が嫌」って台詞がすごく優しくて、救われた気持ちになった。メンバーの複雑な想いが丁寧に描かれてて、続きが気になる…!