可愛らしいセーラー服のスカートを履く。
真っ白な白髪を櫛で梳き、セーラー服の上にパーカーを羽織る。
自分が狐だとバレないように、パーカーのフードを被る。
それから自分で作った弁当を新品の学校指定の物であるスクールバッグに入れて、スクバを持つ。
私は、今日から高校生になる。
といっても、もう入学式は終わっているから転校生扱いになるけど・・・
友達できるかな?
髪色が派手だから、イジメられるかも・・・
そんなことばっかり考えながら少し早めの時間に家を出て、鉛の様に思い体を引き摺って学校へと向かう。
でも、私って自分で言うのもあれだけど、結構明るい性格だからすぐに友だちができるかも!
そうだよね、、、友達なんてすぐにできるさ!なんか、唐突に学校に行きたくなった!早く学校行こう!!
なんて気持ちになるんだから私もつくづく単純である。
私はさっきと打って変わった軽い足取りで学校へと向かった。
___________時は変わり放課後。
一日目の学校は特に変わった事も無く終わりを迎えた。
ナオミという女の子も転校生だったらしいけど、あんまり関わる事は無かったなぁ
でも、2人ぐらい友だちができたからいいや
今は新しくできた友達の1人、美奈ちゃんに横浜で有名なクレープ屋を教えてもらったので向かっている
甘党な私は、そんな素晴らしい話を無視することができず、終礼が終わったあとすぐに、学校を出た
歩き回って何とかクレープの店見つけたぜ!
その喜びに思わず、メイプルバターシナモンとガトーショコラクリームの二種類買ってしまった。
食べきれるかな。
いやぁやっぱりクレープと言えばガトーショコラだよね!
生クリームもたっぷり入ってるし!
いやぁ美味しいな!
クレープをもぐもぐと食べていると、どこからか視線を感じた。
「わ、わぁ!」
ガトーショコラクリームのクレープに向けられていた視線がその声で前を向く。
目の前には自分と同じの白髪の男が居た。
コメント
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白髪の男…ダレダロ~ナ~(敦くんでしょww)