テラーノベル
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次の日の朝
いつも通り準備しようとした時ふと壁に目が入った
佐島「(首を返して?)」
それはよく首切り少女が口にしている言葉
佐島「(なんかすごく気味悪い)」
血の滲んだ色で壁に描かれていた
佐島「(何なんだくそが)」
俺は逃げるように家を後にした
そして学園に着く
佐島「(めんどくさい早く着いちまった)」
早く着いてしまい机に突っ伏して寝ていたすると
春日野「……(佐島でも疲れることってあるんだ…何か安心したかも)」
ギャル「ミカ?何佐島を見てるんだ?もしかして好きなのか?!」
春日野「はっ?!そんなことねーし!」
ギャル「顔に出てるぞ!!!」
佐島「っ…」
春日野「あー!起きちゃったじゃん!!」
ギャル「ミカもしかして焦ってる?可愛い!!」
佐島「(俺は寝ていたのか?それにしても何を騒いでるんだ?)」
人の寝る所を見て実況でもしてたのだろうか?
佐島「(全然時間あるじゃねーか)」
暇を持て余していた時だった
白音「佐島くん…」
佐島「何だ?」
白音「少し話したい…屋上に来て」
佐島「めんどい」
白音「お願い!!来ないと呪い殺すよ!!」
佐島「おいおい…」
クラスの男子「白音さん?!あのアイドルの!!」
クラスの男子2「しかも、佐島に用があるんだってよ!!」
クラスの男子「あいつらどんな関係なんだ?」
爽やかな男の子「それはね?《恋人》に決まってるだろ?」
クラスの男子に適当なことを言った奴は、まさかの人物だった
雨野「ねっ?相棒?」
佐島「おい雨野?なんでこんな所に」
雨野「思ったよりも早く退院できてね!でも、必要最低限の外出しか出来ないからまだ協力は出来ないけどね」
佐島「あまり無理はしないほうがいいそれに…これは俺がやらなきゃいけないんだ」
雨野「僕も早く治さなきゃな」
佐島「無理はするな」
雨野「うん!そんなことより彼女がお呼びだよ?」
佐島「っ!」
俺は雨野の顔面を殴った
雨野「照れ隠しにしては…やりすぎだ…」
そして白音と屋上に行った
白音「あのね…丸岡君のことで…」
佐島「丸岡の事…」
白音「実は…まだ…立ち直れなくて…うぅ…ぐすっ」
佐島「白音…」
情けない事に泣いている白音に言葉をかけることができなかった
白音「お願い…この…《遊び》を終わらせて」
白音は、目に涙をためながらお願いして来た
その目はいつもより強くてあの時よりも頼もしかった
佐島「っ!」
俺は、大きく頷いた
丸岡の犠牲を無駄にはしてはいけない
そして放課後
首切り少女と決着をつける
佐島「死んでたまるか!!」
俺は、走り出し準備をして
X研究所へと原付で行った
天手「……」
佐島「天手?」
天手「死ぬか…生きるかの分かれ道だね」
佐島「何のことだ?」
天手「相手は人間じゃない、いつもの君の腕っぷしでは勝てないんだよ」
佐島「それは言われなくても分かる、でもな今で2度も怪異を倒した、ならば…今回だって」
天手「君は甘いんだよ」
佐島「何だと?」
天手「必ず怨念を消せる方法があるとは限らない」
佐島「何のことだよ?」
天手「見てみたいんだよ怪異を《破壊》するとどうなるかね?」
佐島「?!」
普段無表情な天手が初めて笑みをみせる
その笑みは、嘲笑ってる笑みだ
佐島「破壊?何を言ってるんだ?」
天手「君は、この前言ったよね?怪異を《救済》したとね?ならば、それを救わず苦痛を与えれば破壊できると思うんだよね」
佐島「(こいつは…本気で言ってるのか?)」
天手「ふふ…首切り少女と戦うすごく楽しみだ…ねっ?佐島君」
天手は笑い声を上げながらX研究所へ入って行った
俺もそれを追いかけるように走って行った
破壊をすれば間違いなく《呪い殺される》に違いない
佐島「早く止めないとな」
天手「っ…(この前は人間を壊したから怒られたけど人外なら良いよね)」
佐島「天手一つ教えといてやる呪いがお前に振りかかればお前は死ぬ」
天手「へぇ?なら尚更破壊してみたいね」
佐島「お前何が目的だ?」
天手「俺はね?人を殴ることで快感を得られるのさ」
佐島「………」
俺も快感を得ているわけじゃないがよく人を殴ったりしている
情けない事にこいつに救済させる説得をすることは無理だ
佐島「(なら…俺が救済してやる)」
数時間後
天手「ねぇ?佐島君、もしかして君の親って元研究員だったりしない?」
佐島「冬乃さんのことか?あの人なら漫画家だぞ?」
天手「冬乃さん?ならこっちには《佐島夏乃》さんって書いてあるんだけど」
佐島「夏乃だと?!」
夏乃は、俺の母親の名前だ
佐島「なぜ…こんな場所に…そんな名刺が」
天手「もしかしたらこれ後に何か明かされるパターンかもね」
佐島「………(首切り少女は、母親なのか?それとも知り合いなのか?)」
天手「オイルとマッチを見つけた」
佐島「それで何を?」
天手「燃やすんだよ《奴》を」
佐島「何だと? 」
天手「人外相手に喧嘩を売ってもしょうがないだろ?燃やして殺すのが一番いいよ」
佐島「……」
しかし怪異によってはそれが救済になる場合だってある
天手の言う事を否定出来ない
佐島「そうかも知れないな」
そして調査を続けようとした時
首切り少女「首をー!返してーー!!!」
佐島「くっ…」
天手「っ……」
謎の縄を体中に巻き付けられた
佐島「離しやがれ!!くそ…身動きが取れないから…集中出来ない!!」
天手「俺なら過労じて何とか手を動かせそうだ」
佐島「ならば頼む!今の俺には、何も出来ない!!」
ラウンド1
天手「(あの縄は首切り少女の意思で動いてるのかならば首切り少女の気を反らせるものを)」
首切り少女の意思で縄が動いてるなら首切り少女に何かをすれば縄も動くはずだ
天手「よしこれでどうだ」
首切り少女に蜂蜜をぶちまけた
首切り少女「ひゃーーー!!」
首切り少女匂いにやられて暴れ出す
縄も動く
佐島「よし!身動きを取れるぞ!!」
天手「あはは!次は俺が身動きを取れない!」
佐島「ならば次は俺がやる!!」
ラウンド2
佐島「(首切り少女は返せと言っていた何を返せばいい?)」
首のないぬいぐるみそれとも首だけのぬいぐるみ?
佐島「よし」
首だけのぬいぐるみを投げた
佐島「(首を集めてる奴なら首を返してやれば良いはずだ)」
首切り少女「うふふ…」
首切り少女は子供みたいにはしゃぐ
佐島「よし!!何とか解放された!!」
天手「俺は抜け出せてないんだよなー…」
佐島「なら!俺がやつを引きつける」
天手「はぁ?!」
佐島「お前驚けるんだな」
天手「さすがにバカだ…人外を生身で相手するなんて」
佐島「こっちは命を懸けるんだ、なるべく早くしろよ!」
そして首切り少女を引きつけ首切り少女の攻撃をひたすら避ける斧が一瞬でも当たればゲームオーバー
ラウンド3
天手「(匂いでヤツの気を引いたならばもう一度匂いで攻めてみよう)」
匂いを気にしてるなら匂いがする何かを使えばいい
天手「よし…」
腐った大根を投げた
首切り少女「ひやーーーー!!」
佐島「あぶねぇ…」
首切り少女の斧が当たりそうな瞬間天手の投げた腐った大根に気を取られ首切り少女動きを止めた
天手「何とか解放された 」
佐島「よし…ならば仕上げだ」
ファイナルラウンド
首切り少女「お願い…燃やして…もういいの…」
佐島「燃やせだと?」
天手「燃やしてだってもう奴は救えないんだよ」
燃やしてしまえば、破壊してしまう
しかし首切り少女がそれを望むならそれが救済になるのかもしれない
佐島「ならばこれで」
マッチに火をつけた
天手「……」
オイルをぶちまける
連携
マッチをオイルに放り投げ
火事を起こす
そしてやがて炎は燃え上がり
首切り少女「えへへ…ありがと…」
そう言い残して首切り少女白い光を放ち
姿を消した
佐島「終わった…」
天手「ふふ…」
天手の字が消えていたうまく行ったんだ
佐島「……」
俺は母親名刺に触れた
そしたら直接ビジョンが流れてきた
夏乃?「あ……のおと…は…」
言葉が所々途切れて何を言っているのか分からない
夏乃?「おく……おふ…のか……のなか…あ……のおとう…は」
佐島「(おとう?もしかして《弟》って言いたいのか?!)」
しかし何故それを母親が?
佐島「はぁはぁ…」
そこで終わってしまった
天手「何をしている?」
佐島「何でもない」
天手「そうか…」
佐島「疲れたな…」
天手「そろそろ時間だ急いで帰るぞ」
佐島「あぁ…」
そしてX研究所を出た
天手「おい佐島」
佐島「何だ?」
天手に呼び止められた
天手「今回はお前のおかげで、何とかなった」
佐島「そりゃどうも」
天手「これからも《遊び》に参加するんだろ?もしその遊びから帰還出来たらお前の好きなもの奢ってやる」
佐島「はっ?」
天手「これはお礼だ俺なりのな」
佐島「っ…」
天手「死ぬなよ?じゃあな」
そう言って天手は帰って行った
佐島「なら言葉に甘えれる様に死なずに生き残ってやる」
俺はぼそっと呟いた
佐島「冬乃さんのところに行くか」
俺にはやらなきゃならないことがある
首切り少女
完
コメント
81件
めっちゃいいなと思ったシーンは!!
読ませていただきました…!首切り少女との決着、めちゃくちゃ熱かったです🔥 天手さんの「破壊」と佐島くんの「救済」の間で揺れる空気、ラストで首切り少女が「ありがと」と消えていく切なさにぐっときました。そして母親の名刺から「弟」の断片的なビジョン…ここからまた物語が動きそうで続きが気になります!お疲れさまです、次も楽しみにしてますね🌷