テラーノベル
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佐島「冬乃さんに言わないとな」
そして俺は急いで冬乃さんの元へ向かった
冬乃さんはまだ店にいたはずだ
冬乃さんは、果たして信じてくれるのだろうか?
そして店に入る
冬乃「っ…」
冬乃さんは険しい顔で見つめてくる
いつもの愛想いい冬乃さんとは、真逆の顔だ
冬乃「丁度いいわ、あなたのことを呼ぼうと思っていたところだから」
佐島「何かあったのか?」
冬乃「何かあったのじゃないでしょ」
佐島「っ…」
冬乃「最近あなた遅くまで出歩いてるそうね?」
佐島「……」
冬乃「はぁ…やっぱり全部華朱って刑事さんから話を聞いたのあなた遅くまで歩いてるって」
佐島「っ…」
冬乃さんにバレてしまった
そして何より俺は影斗の事を言い出せない
佐島「あの…冬乃さん」
冬乃「それって本当なの?」
佐島「っ…」
冬乃「何か危ないことしてるのね…あなたのその腕見れば分かるわ」
佐島「なっ?!」
首切り少女と対峙した時に腕についたものだろう
冬乃「ねぇ?危ないことしてるの?何してたの?おそらくさっきも危ないことをしてたんでしょ?」
佐島「っ……」
冬乃「そう…やっぱり危ないことしてたのね」
冬乃さんは震えている
佐島「あぁ!してたよ!そしてその件で冬乃さんに…」
バチン
佐島「っ!?」
冬乃「心配したじゃない!!!バカ!!」
冬乃さんに頬を叩かれた
そしてようやく気づいた自分がどれだけ周りを巻き込んだのか
そしてその巻き込まれてきた奴らの親だってきっと冬乃さんと同じ気持ちなんだ
それに丸岡の親なんてもっと
それに気づくのが遅かった自分に失望した
冬乃「何で…夜出歩いてるの…?頬痛くない?その…ごめんね?」
そっと頬を撫でる冬乃さん
佐島「あぁ…これくらいなら」
そして影斗がさらわれた時のこと
謎の女が現れたこと
痣人の事
お遊びの事
すべてを冬乃さんに話した
冬乃さんは話してる間言葉を挟まず真剣に聞いてくれていた
冬乃「そう…なぜ黙っていたの…?」
佐島「信じてもらえると思わなかったんだ…何もかも嘘くさい…」
何度も殺されかけた自分でも悪夢に思えてくる
冬乃「そうね…信じなかったと思うわ…」
佐島「でも…本当なんだ…」
冬乃「でも今のあなたがそう言うなら信じるわ!」
佐島「本当か…?」
冬乃「えぇ…そして痣人の事詳しく聞きたいわ…」
佐島「すまない…それは…俺は説明出来ない…」
冬乃「……」
佐島「俺はその痣はついてない」
冬乃「それさえ知れれば…影斗……の攫われた原因を掴めると思うんだけど…」
佐島「あっ」
冬乃「なにか分かった?」
佐島「俺は経験してないけど…《雨野》なら分かるかも」
冬乃「雨野くん?」
佐島「雨野は、痣人になったことがある」
冬乃「でも…遅いから明日でも…」
佐島「あいつは遅い時間まで起きてるし何なら日付変わってから家に訪問してきた時もあった」
冬乃「そ、そう…」
雨野に電話をして雨野を呼び出した
数分後
雨野「ふふ…こんな時間に何か用かい?」
佐島「痣の事冬乃さんに教えてあげてくれ」
雨野「なるべく思い出したくないけど…君と冬乃さんのお願いなら聞くしかないね」
冬乃「本当?ありがとう」
雨野「ふふ…冬乃さんにお礼言われるなんていい夢を見られそうだ」
そして雨野は痣のことについて説明を始めた
雨野「痣は、突然ついたんです、朝起きた時は何もなかったんですがね〜…昼に突然腕が熱くなって」
冬乃「それで…?」
雨野「腕を見たら痣出来ていてそして夜明けが近くなると恐怖が普段より感じて冷静さを保てなくなりました」
冬乃「なるほどね…他には?」
雨野「他には…あ!何でも《敏感》になります」
佐島「敏感?」
雨野「さっきも言った通り恐怖が敏感にね?」
冬乃「そう…分かったわ!ありがとう!」
雨野「はい!」
冬乃「あっくん…それで夏乃姉さんは…実は研究員なの…あっくんに秘密にしてと言われたけど…バレたなら言うわ…それであなたのその…ビジョン?ってので何を言ってたの?」
佐島「おそらくだが影斗の…場所を…」
冬乃「それでなんて?」
佐島「よく分からなかった…」
冬乃「そう…でも何か助けになれれば…」
佐島「あぁ…」
冬乃「あっくん影斗をお願いね?」
佐島「あぁ…任せろ」
冬乃「死なないで危ないと思ったら逃げるのよ?雨野君もね」
そして雨野も俺も強く頷いた
冬乃「二人ともありがともう遅いから気をつけてね!」
そして俺と雨野は店を出た
雨野「なぁ?亜久っち暇かい?」
佐島「すぐ帰って飯にするところだ」
雨野「ならウチの経営してる店来いよ」
佐島「はぁ?」
雨野「ウチの経営してるラーメン屋でご飯にしよう」
佐島「腹減ってたしちょうどいいや…案内してくれ」
雨野「ふふ…もちろん」
そしてラーメン屋に行った
美味くてお腹が満たされた
そして雨野と解散して家に帰る途中ピアノの音が聞こえてきた
そして音の聞こえた方へ向かうとそこには
???「すごいねー!また救済するなんて!破壊してたら危なかったね?」
佐島「破壊したらどうなるんだ?」
???「それは秘密!」
佐島「ちっ…」
???「次の遊びはね?《花嫁少年》」
佐島「花嫁少年?」
???「もちろん自分で探してね?」
佐島「あぁ」
???「そして痣人は、《男娘》ね」
佐島「《男娘》だと?」
???「ばいばーい!」
そして奴は姿を消した
明日から新しい遊びが始まる
そう思いつつ家に帰りシャワーを浴びベッドで目を閉じて寝た
コメント
17件
冬乃さんに全部打ち明けるシーン、すごくよかったです。「心配したじゃない!!!」って叩いたあと、すぐに頬を撫でてくれるところに、冬乃さんの愛情がぎゅっと詰まっていて泣けました。雨野が痣の話をしてくれる場面も、彼の過去が垣間見えてグッときます。そして最後の「花嫁少年」「男娘」…また新たな遊びが始まる予感で続きが気になりすぎます!