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「ここが〇〇病院か。。。」京子
私と京子さんは村上ツグミさんの勤務している。病院を訪れていた。
かなり大きい総合病院だ。ドクさんにツグミさんの退勤時間は調べてもらったので総合案内のロビーで終わる時間まで待つことにした。
「ナス、病院ってのは面白い霊体がいっぱいいるな(笑)」
「京子さん!不謹慎ですよ」
「お前もスイッチ入れて見てみろよ、かなり暇つぶしになるぞ。」
私は常にオン状態、みたくない時だけ舌打ちしてオフにできるけど知らぬ間にまたオンに戻ってしまう体質だ。
たしかに病院という事もあり、そこら中に霊体がいる。
「ナス来たぞ、声かけてこい」
「えっ私ですか?」
「お前の方が容姿的に警戒されにくい」
仕方なく村上ツグミに声をかけに藍原は向かっていった。
5分くらい立ち話をしている光景が続き2人は京子の元へ歩いてくる。
「こちらが京子さんです」藍原
「初めまして村上です」ツグミ
藍原と京子と比べ、落ち着いた風貌の綺麗な女性である。
ツグミの進めで近くにカフェがありるのでそちらに移動する事になった。
海岸線沿いの洒落たカフェに入った。
「あのぉお姉さんどこかで会った事ありますか?初めてって感じがしなくて」京子
「生まれも、育ちもここ湘南なのでもしかしたらすれ違ったとか、、ですかね💦」ツグミ
直接面識のなかった3人。まさか共通の男風間を取り巻くトライアングルとは知らず話は進んでいく。
さっそく藍原はリキトとツバキの写真をテーブルに置きツグミに見せた。
「この人達に見覚えありますか?」藍原
ツグミは一呼吸起き話始めた。13年前、鎌倉で暴走族の三つ巴の大決戦があった事、その決戦の舞台とは知らず、衣張山の山頂を恋人と訪れていた時、抗争に巻き込まれたことを2人に語った。
「この男性が山頂に現れたところまで記憶があるんですが、そこから次の日まで記憶がなくて、気付いたら病院のベットに居たんです。」ツグミ
学生時代ツグミは家族とほとんど一緒にいる記憶がなかったようだ。しかし、その時だけは違かった。
病院で目覚めた時に父親がベットの横にいて私が目覚めるのをずっと手を握り見守っていたようだ。
「その時、父の本当の姿を知りました」
「893って事か?」京子
「そうです、父は警察から私の件で調書を受けていて私を襲った人たちを組みを上げて探し始めました、警察から私も話を伺ったのですが、私がこの男性に重い怪我をおわせたと言われ。。。自分でも何が何だか分からなくなってしまって。。。」
「そんな事を父は信じなく、私が被害者だという考えをまげる事なく、この2人を見つけ出しケジメという形で父の組みに入り今もその時の代償を含め償わせてるようです。」ツグミ
「でも姉さん喧嘩強そうには見えなからなぁ、姉さんがとっちめたってのは誰も信じないだろう」京子
「その山には誰と訪れていたんですか?その人なら信憑性のある証言がありそうですが。。。」藍原
「当時付き合っていた男性といました、クリスマスと誕生日が同じなのでお祝いしてくれていたんです。」ツグミ
「その人と連絡はとっているんですか?」
「あの事件のあと、彼は失踪してしまって。。。でも偶然13年ぶりに再会することができて連絡先は交換できたんですが、気まずい気持ちが強くその後は話せてないです。」ツグミ
「なんか、ロマンスだなぁ、運命の再会。。。」京子
「その再会した日に彼の古傷から出血があって、心配だから私の病院で診察するよう進めたんです、でも診察にもこないので、私嫌われているんです、きっと」ツグミ
ツグミは涙ぐみながらそういった。
「なんかすみません、私の思い出話とか恥ずかしい話ばかりで、藍原さんのお姉さんの話ですよね。」ツグミ
「そうなんです、今回は私の姉の事件の件なんです。」藍原
だいぶ話が逸れてしまったが、どうやらツバキとリキトはツグミの父親の組にいるのは間違いなさそうだ。
スレスレのところで共通の男性、風間に3人が思いを寄せるてることはお互い気付かれていない。当の本人は今、アキバのパラドックスで怪奇トラブルに取り組んでいた。