テラーノベル
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.✴︎ 凛緒@ペア画中
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ちぃ✩.*˚
303
「体で…?」
「そう。俺とエッチなことをするの」
「えっと…陽雅さんってゲイなんですか?」
「うん。そうだよ。ちなみに零斗と泰輝もね」
「そうなんですね…」
そういう所だとは思ってたけど、そんな事までするのか。
「お金が無理なら体だし、体が嫌ならお金を用意するかここに来ないか。選択肢はちゃんとあるから大丈夫」
確かに選択肢はあるな。
「まぁ…ちょっと考えておきます」
「うん。よろしくね。じゃあ、今日はもう終わりだから玄関まで送るよ」
「はい。ありがとうございます」
玄関に向かい靴を履くと、陽雅さんがドアを開く。
「どうぞ」
「ありがとうございます」
「じゃあ、またね」
陽雅さんが笑顔で手を振る。
「はい。ありがとうございました」
お辞儀をし、歩きだす。ふと振り返ると、陽雅さんは外に出ていて、目が合うと再び手を振る。
そんな陽雅さんに再びお辞儀をした後、歩き出した。
歩きながら、また行くべきかどうかを考える。
やり方は教えて貰ったし、もう大丈夫じゃないかな。
お金もかかるし、それが無理なら体だし。体で払うなんて、正直怖い。
「もう、大丈夫だよね」
そう呟いて家に帰った。
それから数日後。自分の部屋で自慰をしようとパンツを下ろす。顕になった俺のモノを握り、陽雅さんの言う通り、ゆっくり動かしてみる。だが、全然勃たない。
なんで。あの時はすぐに勃ったのに。
「なんで…」
勃たな過ぎてイライラしていると、頭の中で陽雅さんの声が響く。
“ほら。こうやって力抜いて、ゆっくりやるの”
そうだ。あの声。陽雅さんの声が心地よかったんだ。
「陽雅さん…」
(陽雅さんに、会いたい)
陽雅さんの声を聞きながらなら、上手く出来る気がする。
俺はSNSを開いて、陽雅さんのDMを開く。
『会いたいです』
そう送ってからハッとする。
何してんだ。支払いの事、何も考えずに送ってしまった。ていうか、”会いたいです”はまずかったかな。
そんな事を考えていると返信が来る。相変わらず返事が早い。
『いいけど、お金の事は大丈夫?』
『大丈夫です』
大丈夫じゃない。今月のバイト代はこの前、遊びに使って五万も残ってない。つまり体で払うことになるんだろうけど、その恐怖より、性欲が勝ってしまった。
今までは勃たなかったら諦めてたのに。陽雅さんの声を聞けば勃つんじゃないかと期待してしまう。
『じゃあ、明日はどうかな。今日これからでもいいけど』
今日会ってくれるのか。
『じゃあ、今日でお願いします』
『うん。分かった。じゃあ待ってるね』
『はい。ありがとうございます』
そう送ってスマホの画面を閉じる。
窓の外はもう真っ暗で、俺は静かに家を出た。
陽雅さんの家に着き、チャイムを鳴らす前で手が止まる。
チャイムを鳴らしてしまったら、もう後戻りは出来ない。
でも、今ならまだ、引き返せる。
分かっていたのに、気づいたらチャイムを鳴らしていた。
少ししてドアが開く。そして、陽雅さんが顔を覗かせた。
「いらっしゃい。どうぞ。入って」
陽雅さんはドアを限界まで開く。
「お邪魔します」
家の中に入り、陽雅さんの部屋に入る。陽雅さんはこの前と同じように机の前に座った。そんな陽雅さんを見て、俺も向かいに座る。
「もしかして、上手くできなかったの?」
「はい。陽雅さんに教えて貰った通りにやったのに中々勃たなくて」
「そっか。じゃあ、また一緒にやってみよっか」
陽雅さんが立ち上がり、ベッドに上がる。
「ほら、こっちおいで」
陽雅さんにそう言われ、ベッドに向かい。ズボンを脱ぐ。そして、パンツを脱ごうとした時、ふと思う。
なに俺平気でパンツ脱ごうとしてるんだ。
パンツから手を離すと、陽雅さんがこっちへ来た。
「また恥ずかしくなっちゃったかな?」
陽雅さんのその声を聞いて、ゆっくり頷く。
「また俺が恥ずかしいの無くしてあげようか?」
「いや…大丈夫です」
俺はゆっくりとパンツを下ろした。
陽雅さんの前だと、恥ずかしさなんてどうでも良くて。
不思議と、全部見られてもいい気がして。
ベッドに座り、自分のものを握る。さっきと同様にゆっくり動かしてみるが、やっぱり勃たない。
困っている俺の隣に陽雅さんが来る。
「あれ。やり方は合ってるのにな」
そうだ。陽雅さんの声。
「あの、陽雅さん」
「何?」
「変なお願いだとは思うんですけど、耳元で何でもいいんで囁いてもらっててもいいですか?」
「囁く?」
「はい。”上手だね”とか”その調子”とか前回みたいに言って欲しいんです」
「いいけど…褒められるの好きなの?」
「褒められるのが好きって言うか…陽雅さんの声が心地よくて」
「へぇ〜。それは嬉しいな。いいよ。いっぱい囁いてあげる」
陽雅さんは嬉しそうにニヤッと笑う。
「ありがとうございます」
陽雅さんは俺の耳元に口を近づけ、そのまま囁いた。
「ほら、手動かして」
「はい」
俺は再び手を動かす。
「そう。上手」
そう。この声だ。なんだか凄く心地いい。
ずっと聞いていたくなる。
しばらく続けると、俺のものが大きく、硬くなる。
「やったね。じゃあ、続けて」
「はいっ」
続けて手を動かす。少し早くしてみたり、ゆっくりにしてみたり。気持ち良くて、自然と声が漏れる。
「んっ…」
「気持ちいいね。上手だよ」
「あっ…んっ…」
「そうそう。その調子だよ。あおくん」
“あおくん”か。違う。俺は…。
「恭也…です」
「ん?」
「恭也って…呼んでくださいっ…」
俺のその言葉を聞いて、陽雅さんはフフッと笑う。
「きょうや」
「あっ…!」
あれ。おかしい。名前を呼ばれただけなのに、感度が上がった気がする。
陽雅さんは俺の反応を見てニヤッと笑った後、少し間を開けて言う。
「…きょうや」
「あぁっ」
「きょ〜や」
「やっ…あっ…」
この人、わざと何回も俺の名前呼んでる。
俺が名前呼ばれて感度上がってんの気付いてんだ。
それに心做しか、なんだか楽しそうだ。
「上手だね。きょうや」
「あぁっ…んっ…」
やばい。もうイきそうだ。
「もう…イきそっ…」
俺の様子を見て、陽雅さんはティッシュを数枚取り、俺に差し出す。俺はティッシュを受け取った。
「いいよ。きょうや。イッて」
「あぁっ…!──っ!」
白くドロっとしたものが、俺のそれから出る。
出たものをティッシュで受け止め、ティッシュを丸めた後、ごみ箱に捨てる。
ふと横を見ると、陽雅さんと目が合った。
「よく出来ました」
陽雅さんの手が、優しく頭を撫でる。
なんでこんな風に思うのかな。
このままずっと離れたくないと思ってしまうほど陽雅さんの手は心地良い。
コメント
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あっ、これ3話だ〜!!😳💕 恭也くん、完全に陽雅さんの声にハマっちゃってるじゃん…!「名前呼ばれるだけで感度上がる」とかエモすぎでしょ…!自分の名前呼んでほしいってお願いするところ、めちゃくちゃ可愛かったし、陽雅さんがわざと何回も呼んでるのニヤニヤしちゃった😭✨ 結局「会いたい」ってDM送っちゃうとことか、理性より性欲と陽雅さんの声への依存が勝ってる感じがもう…沼ってるねこの子…! 次、どんな展開になるんだろう…続き気になりすぎるよ〜!!🌸