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注意
英日帝♀の続編(見た方が分かりやすい)
この世界線の日帝と陸海空は別人(姉弟)
きょうだい、親子、親友表現あり
旧国が出てきます
政治的意図なし
新CP
陸×台湾(NL、子持ち)
イタ王夫婦
第二話
子供達は今日から学校で、夫も春休みが終わったのでいつも通りの忙しい日常が戻ってくる。
名残惜しさとまた頑張ろうという気持ちと共に、新たな一日のスタートを切った。
「奥様、こちら若様からです。」
「まあ、アメリカが私に?」
昼過ぎ、アフタヌーンティーを嗜んでいると東京が一つの袋を持って渡してきた。
「あら…!ねえ見て東京!」
袋の中には箱が入っており、開けると
そこには豪華なアクセサリーが入っていた。
「ブレスレットですね…しかも有名ブランドのやつの。」
「これフランスさんの会社の新商品だ!やったー!嬉しい!!」
箱の中には手紙も入っており、
母の誕生日を祝う言葉と、親友とその親に頼んで貴女の好きな宝石がはめ込められた
ブレスレットを発注したことが書かれていた。
そして最後に、学校の寮暮らしでしばらく顔を見ていないので、近々帰ってくることも知らせてくれた。
「あの子も大きくなったものね。ふふっ」
「あんなにやんちゃだった若様が…感慨深いですね。」
そして無邪気に喜ぶ奥様を見るのはいつ振りだろう。
奥様…日帝様がご結婚された時からお仕えさせてもらっているが、子供が生まれてから
妻として、母としてより一層努力するようになられて…
今や社長夫人として完璧な淑女になられた。
だが昔のように無邪気で可愛らしい姿を見せることもある。本人は気づいていないだろうがそれも含めて日帝様の美しさなんだろう。
「東京。今日のあの人の予定は?」
「午前中は通常通りですが、昼食後は陸様の会社と会談だそうです。」
「そう…」
実のところ日帝様も上流出身の社長令嬢で、
旦那様とはお見合いで婚約された。
日帝様の父上が経営していた会社と
我が財閥の関係を強力なものにするためなんだそうだ。
その会社は現在日帝様の弟である陸様が継がれ、旦那様は彼との関係作りに勤しんでいる。
「…会談はどちらへ?」
「フレスコ料亭を貸し切って行われます。奥様もご一緒されますか?」
「そこってイタ王さんの…それでは行かせてもらおうかな、陸にも挨拶したいし!」
「旦那様にお伝えしておきますね。」
知り合いの夫婦が営んでいるレストランで行うとのことなので奥様は会談にご出席することになった。
「日帝、足は大丈夫かい?」
「ええ、問題ありませんよ。」
送迎車から降りるときにさりげなくエスコートしてくれる彼に、出会ったばかりの時のようにときめいてしまう。
私ってばどれだけイギリスさんのことが好きなんだろう。
「Ciaoイギリス!今日は腕によりをかけるから楽しみにしてるんね!」
「あら!日帝もいる!久しぶり!」
店に入ると感じのいい店主とその奥様に明るく挨拶をされた。
この店は店主が立ち上げた高級料理店の本店で、国中に何十号店も存在する。
切り盛りしているのはイタ王夫婦だ。
彼らには息子さんもおり、うちの日本と仲良くさせてもらっている。
「ほんと久々〜!元気にしてた?」
「ええ、おかげさまで。」
奥様とお話していると外から何十台もの車の音がした。
陸一行が到着したのだろう。
「知らされた時は企業同士のかなり大切そうな会談だって言うからもう私も旦那もびっくりしちゃって!うちでもこんなことなかなかないからけっこー緊張するけど頑張るからね!」
明るいイタ王夫婦から元気をもらったので
私も彼らに負けないくらい頑張ろうと思う。
「ところで、会談相手って日帝の弟さんだよね?もしかして結構ヤバめのあいつ…?」
「アネウエエエエ‼︎」
後ろを振り返るとそこには軍人らしい鬼の形相をした弟がこちらに突進してきていた。
「こらこら、危ないですよ!」
「何すんだブリカス!!」
間一髪のところでイギリスさんが笑顔で陸を軽く受け止めていた。
陸もヤバいけどイギリスさんも中々だな。
「せっかくお話しの機会を頂いたので、仲良くいきましょうね!」
「クッッ」
暴れる陸をよそにご夫婦が料理を開始したので私たち財閥一行と陸の一行が長テーブルに向かい合って着席する。
私とイギリスさんだけではなく、陸も奥様を連れてきたようだ。
料理が運ばれると企業の社員同士が挨拶や握手をし始めた。
代表とは違い仲睦まじい社員達の様子にほっとした。
「お久しぶりです、お義姉さん!」
私の向かいに座るのは陸の妻、台湾さんだ。
可愛らしい笑顔が特徴の人だ。
「久しぶり、台湾ちゃん。陸がご迷惑でない?」
「全然!むしろ先程は彼がすみません…」
「いいの、いつものことだから!」
随分と久々なので社長夫人同士、とても会話が弾んだと思う。
今回の会談はイタ王の言う通り大切なものだが、新卒の社員が入ったばかりの時期なので
半分くらいは挨拶回りの時間だった。
あっという間に会談が終わり解散の時刻になった。
もう日も暮れ始めていたので社員がぞろぞろと帰路につき始めた。
「またうちの子とも遊んでやってください!特に日本君に会いたがっているようなので!」
嬉しいお誘いを台湾ちゃんから受けた私は
上機嫌で送迎車に乗り込んだ。
日帝
日本達の母親で財閥の社長夫人
おっとりしていて教養もあるが
軍学校出身でスケバンだった過去も…
イギリス
日本達の父親で財閥の代表取締役
学生時代は特待生で優等生だが
あだ名は三枚舌で孤立状態だった
最近の悩みは娘の反抗期
東京
ブリテン家の侍女頭
家族との距離が近いので
イギリスに嫉妬される