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こんにちは♩ るいさんの作品を見て素敵だなと思いました𝜗𝜚∗*゚ よければ、frill♥︎unitに加入しませんか?♡ frill♥︎unitでは、お互いに支え合って共に成長していくことを目的に活動しています> ·̫ <♩
episode1 (※紫乃💜 友達♥)
変なの~、紫乃ちゃんだけ”違う”
だって紫乃ちゃんって~_____
ッッッ、!夢、か。
定期的に見てしまうこの最悪な夢、小学生の時の記憶。
高校への初登校の日だって言うのに朝から気分が悪い。
早く準備をして学校に行かないと、初日から遅刻とか絶対にしたくないから
〜
学校に着くと、クラス分けの表のところに人がたくさん集まっていてすごくうるさかった。
別にクラスなんてどうでもいいのに、と思いつつ確認するために歩いていると、私の初恋のお姉ちゃんがいた。お姉ちゃんと言っても、まだ小学生くらいの頃に数回遊んだくらいの関係だったが私は大好きだった。
そう思って見つめているとふと目が合う。反射的にそらしてしまった。
私のこと覚えてるわけ……。
まぁいいやと思いクラス分け表をちらっと見て教室に向かった。
私は人と関わるのが得意というわけではない。教室に入り、頬杖をつきながら窓の外を眺めていると後ろから声をかけられた。
♥「隣の席だね、よろしく!私、陽菜!」
💜「私は紫乃、よろしく。」
♥「紫乃ちゃんかぁ!仲良くしようね」
💜「うん、話しかけてくれてありがとうね」
♥「紫乃ちゃんは中学どこ行ってたの?」
💜「ッ……。」
♥「し、紫乃ちゃんっ!?」
💜「ごめん……」
(トイレ)
「……オェッッ、ハァハァ」
中学かぁ……何してたっけな。
まぁそんなことはどうでもいい。
教室に戻ろう。
(教室)
♥「紫乃ちゃんっ、大丈夫だった?ごめん、私、……。」
💜「陽菜ちゃん、大丈夫だよ。ありがとう」
駆け寄って心配してくれるあたりが凄く優しくていい子なんだなって思った。なんか、心配性の犬みたい。目がきゅるきゅるしててかわいいし。無意識に見つめてしまっていた。
♥「私なんか顔についてる、?」
💜「うん、かわいい目がついてる。」
♥「ふぇっ!?⸝⸝⸝」
💜「さ、席に座ろっか。」
♥「ねぇ、ちょっとぉ!⸝⸝⸝」
高校生活、誰とも仲良くするつもりはなかったのに。なぜか、陽菜ちゃんとは友達になりたいと思ってしまった。
HRの時間になると担任の先生が入ってきた。
その後は配布物を配ったり、自己紹介をしたりなど新学期ならではって感じだな。
1時限~3時限までの学校を終え帰宅しようとした。
♥「紫乃ちゃん!一緒に帰らない?」
💜「うん、いいよ。」
♥「やったぁ!嬉しいなぁ⸝⸝⸝」
…ᰅ‹ᰅ‹ᰅ‹……………..💜♥.…ᰅ‹ᰅ‹
♥「そういばさ、自己紹介の時にプリンが好きって言ってたよね?」
💜「よく覚えててくれたね」
♥「そりゃ友達の好きな物くらい覚えます⸝⸝⸝」
💜「そっか、ありがと⸝⸝⸝」
♥「……⸝⸝⸝だからっ一緒にプリン食べない?」
💜「いいの?」
♥「うん!この辺りで美味しいプリン食べれるところあってさ、行こうよ!」
💜「うん、行く!」
店員)いらっしゃいませ~空いてるお席どうぞ
♥「ここの角席座ろ!」
💜「角席いいね。」
♥「でしょ〜っ!」
店員)ご注文のお品は決まりましたか?
♥「この、プリンで!」
💜「私も同じのを。」
店員)かしこまりましたっ。
♥「ん、紫乃ちゃん!よだれ垂れてるよっ!」
💜「え!?」
♥「えへへっ、うそうそ~」
💜「んもぉ!びっくりしたじゃん!」
店員)お待たせしましたー
♥「美味しそぉ~って、もう食べてる!?早っ」
💜「うまっ」
♥「でしょ~、ここのプリン美味しいのっ。」
💜「良いとこ紹介してくれてありがと。」
♥「うん!」
୨୧┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈┈
♥「美味しかったね~」
💜「うん、」
♥「どーしたの?」
💜「また、一緒に、来てくれる、?」
♥「当たり前じゃんっ、また来よ!」
💜「ッッ!ありがとっ」
…ᰅ‹ᰅ‹ᰅ‹……………💜♥…ᰅ‹ᰅ‹
💜「じゃあ私こっちだからまたね」
♥「また明日ね~っ!!」
なんだか、不思議な感じだな。もう、仲の良い友達なんていらないって一人でいいって思ってたのに。なんであんなに優しいんだろう。でも、私の”あのこと”を知ったら嫌うのかな。考えても埒があかない。もうやめにしよう。
それにしても、プリン美味しかったなぁ…。