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ab.side
目黒の体温がじわっと、伝わる。
ぶわっと、目に何かが込み上げてくるけど、ぎゅっと目黒の服を握って押し込む。
mg「….。」
少し、震えているのが分かったのだろうか。
目黒は何も言わず、優しくぎゅっと抱きしめ返してくれた。
mg「…ただいま。」
目黒の優しい、それでもって、芯のある声がすっと耳に入る。
「…おかえり」
mg「…うん、ただいま」
少し、俺が涙ぐんでいたのを悟ったのか、すっと、目黒の手のひらが優しく俺の頭を撫でた。
「カナダ、どう?」
ドラマの撮影、順調?ちゃんと寝れてる?どんなものが美味しいの?など、目黒をちょっとだけ質問攻めする。
mg「すごい、自然が良いところだよ。笑
ドラマの撮影も、順調です。ご飯も美味しいよ笑
ありがたいことに、ちゃんと寝れてるよ笑」
ふはって、手で口を覆いながら笑う目黒をみて、少し、いや、結構安心する。
慣れない環境の中で一年くらいを過ごすのは大変だと思う。
だから、大丈夫かな?って、心配だった。
でも、そんな心配はいらなかったみたい。笑
「そっかー…」
mg「うん…ねぇ、あべちゃん」
ん?って顔を上げた瞬間、ちょんと、目黒の唇が俺の唇に当たる。
「…っへ?」
反射的にぱっ、と手で口を隠す。
そしたら、目黒はその手をぱっと握りしめてきて。
「っ…、?」
mg「ちょっとだけ、あべちゃんパワー、切れちゃった。」
「っは…?なに、言ってんの…ダメです。
…聞いたよ、めめ、日本帰ってきてからまともな睡眠取ってないんでしょ?」
長旅だったんだし、休みなさい、一緒に寝てあげるからってぱっと、顔を逸らす。
そしたら、頬にとん、と手が触れる。
mg「一応、寝たよ。」
「一応って…何時間?」
mg「…10時間…「正直に言いなさい。」
mg「うぐっ、」
mg「4・5時間くらいです…」
「ほら、言わんこっちゃない。」
全然寝てないじゃん、ってめめの頭をペシっと叩いたら、5時間は全然寝てない判定なんですか…?って小声で言ってたからそうです。ってきっぱり言ってあげた。
mg「そんなことよりあべちゃんさ、言いたかったことあるんだけど」
「ん? 」
mg「俺がカナダ行ってる間、2回くらいしか連絡くれなかったよね?」
ずっと、待ってたんですが。って、むすっと顔で言われてしまった。
「いや、それはぁ…ごめん。」
mg「なんで連絡くれなかったの?」
「うぐっ…、変に勘だっちゃって、
今、連絡したら迷惑かな、とか、めめ、寝てるかもなとか、もろもろ考えちゃって…」
すいませんって、言ったら、めめの顔がふにゃりとなぜか緩んで。
mg「そうだったんだ。」
「うん」
mg「ふふふ、そっか。」
なぜか、ずっと微笑んでる。
「なんで、怒んないの?」
mg「うーん?第一怒ることじゃないし…ってか、嬉しいんだもん」
「は?」
嬉しい?
連絡、よこさなかったのに?
たまーに、めめの思考が分からなくなる。
とりあえず何とかなる!とか、答えの見えない解答をしてくるから、不思議….。
「なんで、嬉しいんだよ」
mg「ん?だって、連絡よこせなかったのって、俺に迷惑が行くかも、っていうあべちゃんの勝手な思いが原因なんでしょ?」
すっと、ソファに座る俺の前に座る。
mg「今、言っておくね。
迷惑なわけないじゃん、むしろ、連絡もっとしてほしい。言っちゃうけど普通に寂しいし…
ね?これで、次からは連絡してくれるでしょ?だから、嬉しいの。」
少し、思考がうーん?って感じてしまうけれど、なぜか、めめに言われると納得してしまう自分は、もうめめの虜みたい。
「わかった、連絡、するね。」
mg「出来れば、週に4、5回はお願いします。」
「無理だわ、ばか」
mg「あはは。笑」
そのあと、一緒にお風呂に入って、一緒のベットに寝たんだけど、俺の家のベットがシングルだったせいか、お互いぎゅーって抱きしめながら寝ることになった。
久々の目黒の匂いに、なんでか恥ずかしくなって、背を向けて寝たんだけど、そっちじゃやだ。ってすぐにめめの方に向けられた。
いや、やだって…。
子供じゃん、って笑いながら言ったら、背中ぽんぽんして、ってめっちゃくちゃ目元が緩んだ優しすぎる笑顔で言われる。
泣きじゃくる子供をあやすみたいにぽんぽんと背中を撫でたらすーっ、て長いまつ毛を閉じて寝ちゃった。
久々に見た目黒の寝顔は、びっくりするほど綺麗だった。
朝、目黒は家一旦帰るね、って言いながら昨日着ていた服に着替えていた。
「うん…」
mg「…」
ぽんぽんと優しく頭を撫でられる。
mg「大丈夫だよ、帰ってくるから。」
「…うん。行ってらっしゃい。」
mg「うん、行ってきます。」
そう言って、また頭を優しく撫でてから目黒は玄関を出た…と思ったらばたばたと部屋に戻ってくる。
「うん?どうしたの?」
mg「忘れ物。」
「えっ、ん、」
ちゅっ、と、目黒の唇がふわっと当たる。
mg「よし、忘れ物取れて良かった。」
「はっ…?」
じゃ、本当に行ってきます!って無邪気に明るく笑う目黒が、本当にカッコよくて可愛くてびっくりしたけど、そんなことよりも、日本に帰ってきた目黒ともう一回キス出来たことがとにかく嬉しかったのはここだけの話。
fin
コメント
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癒される〜🥰 最高😆 🖤💚やっぱり1番だ☝️ 歌番組でめめが佐久間くんを… ちとショック😨受けてたから 立ち直れたありがとう😊😭

最っ高すぎる😭"(∩>ω<∩)"