勇者「わぁ…すごい…」
銀河「ははは、どうだ?あのでかい城は」
勇者「綺麗…」
銀河「ああ、そうだな…この城は魔法界の中でも一二を争うほどの美しさだと言われてる、まぁ俺的には2位だと思うがな」
勇者「そうなの?」
銀河「まぁ、好みは人それぞれだ、俺だけの意見を参考にしないでくれよ?俺が怒られるんだからな、変なこと教えたーーってな」
勇者「銀河が一番だと思う場所も見てみたいな」
銀河「……あぁそうだな、いつか見せてやれると良いんだがな…」
勇者「………?」
銀河「そんな事より国王が待ってるんだろ?早く行ってこいよ」
勇者「そうだね!行ってくるよ!ここまで送ってくれてありがとう」
銀河「あぁ、………無事でいてくれよ…」
勇者「大きな門…ここから入るのかな?」
門番1「!?なんだ貴様は!」
門番2「ここは通せん!子供は家に帰ってママにいい子いい子してもらってろ!」
勇者「ぼ、僕は国王に招待されて…」
門番1「なに?国王が…?こんな子供を?」
門番2「ありえんな、そんな都合のいい話が…」
国王「彼の言っていることは本当だよ」
門番1「こ、国王陛下!今すぐに門を開けさせます!」
門番2「国王陛下のお帰りだ!門を開けろ!」
ゴゴゴゴゴゴ
国王「さぁ、入ろうか」
勇者「わぁ中もすごく綺麗…」
メイド「おかえりなさいませ国王陛下、食事の準備は整っております。」
国王「うん、ありがとう。勇者くん、君も食べて行ったらいいよ」
勇者「はい!ありがとうございます!」
国王「さぁみんな、ご飯の時間だよ席に着こうか」
勇者「沢山の人がいるんだね…」
国王「ああ、そうだね、皆んなを紹介しておこうか」
???「なぁずっと気になってるんだが、その人間なんなんだ?俺は人間が嫌いなんだ、俺への当てつけかなんかか?」
国王「こらジュピター、そんな酷いことを言うんじゃ無い…すまないね勇者くん、彼は私の息子でジュピターだ、そしてあそこでお肉にかぶりついてるのが力の賢者タイ君、そしてあそこで上品に食べているのが知の賢者レイン先生だよ」
タイ「むぐむぐ…肉…うまうま…ふぅ…なくなっちゃった…もっと欲しいなぁ…レインの分少し貰おーっと」
レイン「はしたないですよタイ…人のものを取るのは良くないです、これは私が全部食べますから貴方は部屋で筋トレでもしたらどうです?」
タイ「むっ!レインだってご飯中に本ばっか読んで!本読むか食べるかにしたらどうなんだ!だからこれをよこせーーー!」
レイン「やめてください!しつこいですよタイ!めっ!」
国王「こらこら二人とも、人前で喧嘩するんじゃないタイ君おかわりなら厨房にあるんじゃないかな?貰ってきたらいいよ先生も本は後にしようね」
タイ「はーい貰ってこよーっと」
レイン「すみませんお見苦しいところを…本は片付けてきます」
ジュピター「おい人間、お前食べるスピード遅いな、そんなに遅いなら俺が少しだけ貰っちゃおうかな〜」
国王「こらこらジュピター…タイ、ジュピターの分も貰ってきてあげてくれないかな?おや、勇者くんも食べ終わったみたいだね、それじゃあ今日泊まるための部屋に案内してあげようね」
勇者「広いお城…部屋もたくさんある…」
国王「勇者君はここを使っていいよ、それじゃあおやすみ」
勇者「ありがとうございます」
ガチャ
勇者「片付いてるきれいな部屋だ…今日はすごく疲れた…もう寝よう」
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