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次の日

勇者「ん…もう朝か………ん?うわぁ!?」

ジュピター「うおっ!?き、急に大声出すな!朝食の時間だから呼びにきたんだよ…チッ朝から心臓に悪い」

国王「あぁジュピター、連れてきてくれたんだねありがとう、さぁ席について食べようね」

勇者「わぁ昨日は夜だったからあまり見えなかったけど、天井のステンドグラスがすごく綺麗…」

国王「ははは気に入ってくれたのかな?私も好きなんだ、あれがタイ君あっちがレイン先生、そしてあれが私でその隣がジュピター、そしてあれが………女王…ジュピターのママだよ…そして……」

勇者「一つだけ卵の模様が描かれてるんだね」

国王「………それは……」

ジュピター「もうその話はやめようぜ、俺は好きじゃない見たくもないな…お前が言うまでは忘れられてたのに…」

国王「…そうだね、ジュピター」

ジュピター「………………俺…部屋で食う」

国王「…分かった良いよ」

勇者「……ええと…」

国王「すまなかったね…少し…いい思い出ではないからねジュピターはまだ引きずっているようだ…私も…あぁいや、この話はやめよう」

レイン「良いんじゃないですか?歴史を知るのは必要です」

国王「そうだね、君の部屋で教えたらいいんじゃないかな?沢山の歴史書があるんだろう?」

勇者「あ、あの…僕ウィンドーに触れる雲を私に行かないといけなくて…」

レイン「魔王ウィンドーですか…あなたも大変ですね」

タイ「ウィンドーかぁ、俺は好きじゃないな!あいつは暴れん坊だし風で吹き飛ばそうとしてくるんだ!」

レイン「そうですね…まぁプレゼントを渡しに行くのなら彼も嫌な気はしないかもしれませんし、そこまで身構える必要はないかもしれませんね」

ジュピター「触れる雲ねぇ…そんなもんどこで手に入れたんだ?」

勇者「ケンが僕にプレゼントしてくれたんだ欲しいって言ったら持ってきてくれて…」

国王「ゴフッ!」

勇者「こ、国王!?」

レイン「国王、大丈夫ですか?」

国王「ゴホッゴホッす、すまない…気管に入ってしまってね…ゴホッゴホッ」

ジュピター「そんな事どうでもいい!!おい人間!お前今なんて言った!?」

勇者「あ、あう…や、やめてそんなにガクガクゆすらないでぇ…」

国王「そ、そうだよジュピター、一旦離してあげて落ち着いてもう一度聞いてみようね」

ジュピター「ふーー!ふーー!」

国王「勇者君、もう一度誰に貰ったのか言ってくれるかい?」

勇者「え、ええと…ケンに…貰って…」

ジュピター「間違いないな!?本当にそいつの名前はケンなんだな!?」

勇者「ま、間違いないよ!だからガクガクしないでぇぇぇぇ」

国王「ジュピター、少し一緒に来てくれないかな?勇者君、教えてくれてありがとう。今晩も泊まりに来てもいいからね」

レイン「そうですね…きみはウィンドーからお使いを頼まれていたんですよね、彼はとても気性の荒い怪鳥…早く行ったほうがいいですよ」

勇者「う、うん!そうだね、行ってくる」

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