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部活帰り、とある1人の女子生徒が忽然と姿を消した。
「あ、」
「どうしたの?」
「今気がついた。教室に忘れ物した、取ってくるね」
「早く戻って来てよ?夕方は1人でいると出るから幽霊が」
「ちょっと、やめてよwじゃ、早いところ行って来るね」
そして、恐怖が動き出すことも知らずに・・・
1人の女子生徒は自分の教室に向かって行った。
自分の教室。自分の席。忘れ物を手に取る。
そこまでは、良かった。
問題は、ここから。
帰り道。
その女子生徒は背後に何かの気配を感じた。
後ろを向くと・・・ーーーー
そこには、誰もいない。
「なんだ。脅かさないでよ」
そして・・・前を向く。
すると、目の前に・・・女の人がニカっと笑っていたのだ。
「ーーーーー!」
その日の夜。女子生徒が消えた。
残っていたのは・・・スポーツバックだけ。
ーーーねえ・・・
トモダチに・・・なってーーーー
忘れ物を取りにいった女子生徒はぬうっと待っていた女子生徒の隣に現れた。
「じゃあ、帰ろうか・・・」
「ねくみ?」
その女子生徒の名前は、ねくみと言う。
ねくみは、どこか様子がおかしい。
だんだんとカラダから血が流れ落ちてきた。
それをみた女子生徒は悲鳴を上げたーーー
「ーーーぎゃあああああああああああああ!」