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優等生
病弱
青年
臆病者
関連性なんて有りもしない。歪みがあるそれが面白いよだけれど、やはり難しいものである。
そんな彼らの、結論付け“ない”思い違いだらけの物語。それは一つの答えを求めて、
成績の良かった私は、なんとなく決めた高校で(高校でもなんとなく卒業したい、あわよくば思ひ出を…)などと、どっかのモナリザの手に興奮を覚えた殺人鬼みたいな思考で5月中旬の慣れた通学路を歩いて行く。
そろそろ蒸し暑くなり、湿気がかなり濃くなってくる季節で、肌に蒸れがついてうっとおしく感じる。
平和な気候であることに変わりはないので、実に結構結構。平和をエンジョイ、ゼハハハハハ! エンジョイとは?
校舎の白が見え初め時間を確認、いつもどおりのホームルーム十分前。
下駄箱にある自分の名前を確認する。
二村 美晴(ふたむら みはる)親の名前より聞いた自分の名前。
ホームルームの時間がやってきた。出席確認は、一番の生徒から始まった。そして
「三十二番 。二村美晴」と、担任の榎田、及びエノキントンからご指名を受ける。
はい と素直に返事をする。は行のはずなのに、出席番号は、最後の三十二番。おかしくね?アカサタナ は は?
どーでもよッ!
エノキントンが口を開き「ゴールデンウィークが終わってみんなんの顔を見れて嬉しいですが、休みボケは、ないように。」と、そしてついでと言わんばかりに。
「転校生が来たのでみんな仲良くしてくやってくれ。」と、