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コメント
1件
これはもしかして優しく手当してくれた人が🍌ちゃんをここに来るようにしてて☃︎はそれをは忘れていて残り2人に何かしら言われてたりするんですかね?!(一人でそんなことを妄想中…) これはもう監禁プレイ…ゲフンゲフン(^q^) ではなくこれはもう家に招待してる時点で一生離さない感をだしてるのか…?!
🍌視点
?「はじめまして。
こんな夜遅くになにしてるん?」
何の前触れもなく冷たい手が肩に置かれる。
驚きと恐怖で体が固まり動けず
首筋に鋭い感触が押し当てられる。
?「動いたらあかんで。」
その声は先程とは違う
低く冷静だった。
刃物が皮膚に触れる感覚に
全身が硬直する。
?「ここに何しに来たん?」
その言葉に頭が真っ白になる。
自分でも理由が分からない。
何も覚えてないし思い出せない。
この呪われた森に引き寄せられるように
来てしまっただけだからだ。
言葉が出ない。
刃物が動き首筋に痛みを感じた。
小さな傷から
血が流れていくのが分かる。
?「はよ答えろや。」
痛みで我に帰る。
だが頭が混乱していて思い出そうとしても
濃い霧がかかっているようで見つけられない。
なぜこの森に来たのか。
ここに来る前の自分は何をしていたのか。
分からない。
わからない。
ワカラナイ。
?「おらふくんそのくらいにしときな。
ほら怪我しちゃってるでしょ。」
その声は穏やかで
この状況下だというのにも関わらず
安心してしまった。
ゆっくりと闇の中から
3人の男性が出てくる。
?「怖がらせちゃってごめんね。
おらふくんもそんなつもりじゃないと
思うんだけど…許してあげてほしいな。」
声の主は自分に駆け寄り首筋に
出来た傷の手当てをしてくれた。
暖かくて大きな手に包まれて
今まで我慢していたものが溢れてしまった。
先程おらふくんと呼ばれていた人物は
闇の中から出てきた2人と
何かを話していたが何も聞き取れなかった。
?「…これで取り敢えずは大丈夫かな。
そんなに目を擦ったら赤くなっちゃうよ。
家に帰ったら冷やしてあげるからね。」
『…い、家に?』
ようやく絞り出せた声は小さく震えていた。
?「うん。君とても混乱してるみたいだから
僕達の家に招待しようと思って。
怖がらなくていいよ。」
優しい声の主はそう言い
自分の手をとり歩き出した。
頭のどこかでは行ってはいけないと
分かっていながらも自然と足は動いた。
もう引き返せないと分かっていても
目の前の光に縋るように
その手を離すことは出来なかった。
しばらく歩くと木々の隙間から
ほのかに明かりが見えた。
明かりに近づいていくと
大きな屋敷が見えた。
こんな森の奥にこれほどまで
立派な屋敷があるとは思わなかった。
古びてはいるがしっかり手入れされていた。
とても綺麗に隠されているが
不気味な雰囲気が纏わりついていて
お世辞でも気分が良いとは言えない。
?「着いたよ。ここが僕達の家。
ここならきっと安全だから
ゆっくり休んでね。」
大きな扉が開かれた瞬間
安心しきった体に
冷たい空気が纏わりついた。
1000❤︎↑