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…………
……
これ以降の神話についての記録ははどこにも残されていない。
もうこの世界に、彼女以外の神はいないのだろうか。
【追記】
違う。
神はまだいる。
この世の裏で、支配者を気取っている。
天使からの接触もあった。
状況は、最悪だ。
何よりも、太陽神と月神がいた空間内で、見た、あの図が、頭から離れない。
あれがある限り、遠くない未来、この世界系列は壊される。
私は、私のできることをしようと思う。
きっとこれは、誰にも理解されないだろう。
誰も褒めてはくれないだろう。怒られるだろう。
それでもいい。
私一人が汚れるだけで、守れるものがあるのなら。
……もう、ここに何かを書き込むことは無くなるだろう。
日記と、記録帳の役割を果たしているこれは、私の未練になり得る。
だからごめんね。
不甲斐ないお姉ちゃんでごめんね。
あとからたくさん謝るから。お願い、今は。
黙ってこれを、託されてほしい。
いつかまた、笑顔で再会できるまで。
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