※この物語はフィクションであり、
実在の人物及び団体とは関係が御座いません。
「②……足ヲ切って動けなくスル」
くぐもった声でそう宣言した騎士アバターが、
長包丁の柄を握っている拳を額の少し上に持ち上げる。
防御無視の超攻撃的構えである、
火の構えを取った騎士アバターは、
すり足で僕との距離を縮めた。
そして、僕を射抜くように見据え、
長包丁を振り下ろした。
「くそっ! どうしてお前等は、僕ばっか狙うんだよ!」
仰向けにひっくり返ったままの僕は、
攻撃を回避する為に身体を反転させた。
と――同時に、1メートルをゆうに超える化物包丁が空を切り、
青々と茂る芝を切り、地面すれすれのところでピタリと静止した。
「はぁっ……はぁ。えっ? あれ?どこも切れてない……」
スポーツや格闘技なんてものとは、
ほぼほぼ無縁の人生を送ってきた自分が、
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