テラーノベル
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#日本嫌われ⇢愛され
#CH
明太子に食われる鈴木
100
レモンティー🍋☕
443
#アメリカ
ミン亀
81
〜attention〜
政治的意図・戦争賛美一切無
日本受け・カナダ×日本
地雷さんは⇦
駄文・駄作、誤字脱字あり
深夜11時。
あと少しで日が変わる。
はぁ、何やってんだ僕は。
明日も仕事だってのに、深夜までLINEのトーク画面を眺める。
もう部屋にさす日光などなく、薄暗いリビング。
電気をつけても日光の代わりにはならず、夜独特の雰囲気。
その中で、一際明るく目立つ画面。
画面を眺めてお酒を飲みながらゆっくり横になること30分弱。
スマホの上に小さくうつる時計が59から00になった。
僕はさっきから眺めているLINEの相手に、ひとつメッセージを送る。
『カナダさん、お誕生日おめでとうございます。』
送信ボタンを押してしばらくは、心臓の音がうるさかった。
今更、何誕生日を祝うくらいでドキドキしてるのか。
本当、どこまでも救いようがないのかな、僕。
1分もせず、既読がついた。
…今思えば、深夜にLINEなんて迷惑だったか?…カナダさんも疲れてるだろうに、僕の都合だけで…
はぁ…考えるほど自分が嫌になる。
どんなに些細なことでもずっと後悔して引きずってしまう。
自分の一つ一つの発言も、行動も。
仕草も、態度も、全て。
あのときやっぱり言わなきゃよかった、とか。
やっぱり、やらない方が良かったな、とか。
これ、あの人嫌だったかな…とか。
考え出したらキリがないし、どうしようもない罪悪感に襲われる。
前兄さんに相談したとき、そんなことないから大丈夫だと言ってくれたけれど、それでもやはり考えてしまう。
「日本、ありがとう!」
可愛らしいスタンプを添えて、返信が一つ返ってきた。
「でも、日本。ちゃんと寝ないとダメだよ?」
『ありがとうございます。もう寝ようと思います。』
「そっか、おやすみ。こんな深夜にありがとうね。」
『おやすみなさい。』
やっぱり、カナダさんは優しいなぁ…
こんな僕のことも心配してくれているんだ。
もし本心からじゃなかったとしても。
その一言だけで、嬉しいから。
貴方が僕のことを考えてくれているだけで、十分なんだ。
〜朝〜
「ん……。」
まだ薄暗い朝。
太陽が昇っておらず、夜とあまり変わらぬ雰囲気。
「今日も仕事かぁ……」
少し憂鬱だが、会社に行けばカナダさんに会える。
…LINEの一言だけで終わらせるわけにはいかないし、何かプレゼントでも作ろうかな?
そこまでの時間はないからあまり上手なものは作れないけれど、クッキーくらいなら作れるだろう。
カナダさんは甘いものが好きだ。
「そうときまれば作りますかー…」
体をベッドから起こし、キッチンへ向かう。
「えっと…材料…あった、作るか…」
2時間後
「…ふぅ…焼き上がった…まあまあできましたでしょうか…?」
香ばしい香りと、狐色の綺麗な生地。
それなりには上手くできたはずだ。
あとはラッピングするか…。
食用のラッピング袋にクッキーを数枚入れ、紅白のリボンで結ぶ。
「…よし、完成。」
今日はこれをカナダさんに渡すことを目標にして頑張ろう。
…どうせ今日も仕事沢山押し付けられるし、早く行って自分の仕事をできるだけ終わらせておくか…。
僕は急いで朝食を食べた。
「…いってきまーす…」
憂鬱で、少しだけどきどきしているまま、会社へ向かう。
〜会社〜
「…おはようございます…ドイツさん。」
会社の出入り口の前でドイツさんにあった。
彼は僕の仕事仲間で、昔からの友達だ。
「おはよ、日本。相変わらず早いな。」
「あはは、貴方も同じじゃないですか。同類です、同類。」
「…六徹してぶっ倒れそうになってたやつに同類扱いされたくないな、」
「んなっ……そんなこともありましたね…」
「そこは認めるんだな。とりあえず仕事するか。」
「……やっぱり貴方も立派な社畜ですね、同類です。」
「あはは、日本は冗談がうまいな。」
「あざます…」
そんな雑談をしながら、僕たちのオフィスに向かう。
〜オフィス〜
自分のデスクに座る。
きっと昨日上司が仕事を僕のところに置いてったのだろう。
デスクの上には山積みの書類が乗っている。
「…はぁ、ちょっと量が多くないですか…?」
「わかるぞ、ちょっと量おかしいよな。」
「…まぁ…頑張りますか…」
そこからしばらくドイツさんと2人で仕事をし、そろそろ他の社員も出社してくるころ。
いた、カナダさん…。
「あ、あの…。」
「おや、日本くんじゃないか」
最悪だ。
1番嫌なタイミングで嫌なやつに話しかけられた。
せっかくカナダさんと話せるチャンスだったのに。
「なんでしょうか。」
僕が上司と話してる間に、カナダさんは他の社員たちに囲まれている。
そりゃそうだ。
カナダさんは優しくてかっこいいから、会社中の女性社員から好意を向けられている。
「じゃあな、日本くん。この仕事も頼んだぞ。」
さらにたくさんの量の書類を僕のデスクにおいてさっていく上司。
「…はい。分かりました。」
…はぁ、カナダさんと話せるのはもう少し後になりそうだ。
〜昼過ぎ頃〜
「はぁぁ…やっと一息つけそうです…」
「お前朝から仕事やりっぱなしだったじゃねぇか。大丈夫か?」
「……大丈夫です、多分。」
「……そうか、ちゃんと休めよ、俺は昼休憩とってくる。」
「…貴方も大概ですよ…ちゃんと休んでくださいね…」
「俺はお前ほどじゃない。じゃあな」
ドイツさんがさっていく。
ドイツさんも僕のことを心配してくれているようだけど、朝から仕事やりっぱなしだったのは彼も同じだ。
あまり無理はしていないといいけどな…。
ちゃんと休んでほしいな。
「あの!お誕生日おめでとう御座います!」
「ぁ……」
たまたま、女性社員が1人カナダさんにプレゼントを渡しているのを見てしまった。
…あれ、受け取るのかなぁ…。
僕だけのにしてほしいなぁ、なんて、どうしようもない惨めな感情を抱えながら、彼の方を見る。
「ありがとう、でもごめんね。僕には大切な恋人がいるから…。」
少し、彼と目があった。
心臓がとくん、と跳ねる。
顔にじわじわと熱が集まっているのを感じる。
たった一瞬、たった一言。
でも、それが。それだけが、僕の心を満たしてくれる。
どうしようもない独占欲に包まれた僕の心は、ぱあっ、と明るくなった。
「……そうですか、すみません…。」
女性社員が悲しそうにしながら去っていく。
彼女の姿が完全に見えなくなると、カナダさんがこっちに来た。
「日本…?さっきからこっちを見てどうしたの?」
「あ…その…え…と誕生日…おめでとう、ございます…」
そう言って、今朝作ったクッキーを渡す。
「……え、これ日本が作ってくれたの⁈」
「まぁ、はい。」
「…やった!ありがとう!凄く嬉しいよ!」
笑顔で喜んでくれた。
それが、凄く嬉しかった。
「…喜んでもらえて、嬉しいです。」
「うん!ね、今度の週末デートしようよ!」
「…それ今言います?」
「…んぅ…満更でもない癖にぃ…」
「っ…//そ、うですね。では、僕は仕事に戻りますので。また、夜に。」
「…かっわいー…じゃ、またねー。」
手を振って帰っていく。
考えてくれるだけで嬉しい、なんて言っても。
本当は、僕だけを見て欲しかった。
ただの承認欲求だ。
貴方に、認められたい。
貴方に、褒められたい。
貴方の、そばにいたい。
そんな、ただの僕の欲望。
それでも、彼はそれを全て叶えてくれる。
彼は、日本が1番だよ、と言ってくれる。
僕が、貴方の一番だと教えてくれる。
だから、そんな彼にどうしようもないほど依存しちゃうんだ。
〜終〜
コメント
7件
加日供給ありがとうございます!!最推しカプなので嬉しいです!日本くん健気で可愛いなと思ってたら後半でどんでん返しされて萌え散らかしました。カナダくんがそう仕向けてるのかななど色々妄想してにやけております。更新頻度が高くて最近ゆっちゃんさんの新作の通知が来ていないか確認するのがルーティーンになっています、いつも尊い小説をありがとうございます😭😭😭
わぁぁぁ!!!見るの遅れた!!最高過ぎます!!ゆっちゃんさんが私の推しカプを書いたって通知を見た瞬間目玉が飛び出ました!!素敵過ぎる作品ありがとうございますッッッ!!長文失礼しました。
ウッ日本ちゃんの気持ちが痛いほどわかるッ!! カナダ×日本もいいですなぁ