かれこれ1時間は走っただろう。ようやくロリコン魔王清田から逃げ切れた。
神崎「あー疲れた。てか学校遅刻どころじゃねぇぞ?これ」
額にできた汗を拭う。
神崎「えーと。あんた名前は?」
横のロリ少女に聞く。
ラプラス「フッ……刮目せよ!吾輩は秘密結社holox総帥ラプラス・ダークネスだ!!」
神崎「秘密結社なら秘密にしておけ。名乗るな。」
ラプラス「なっ!そこはyes my dark と言うとこだろ!」
神崎「お前に厨二の段階はまだ早い。諦めろ。」
ラプラス「ぐ……こいつ……」
と雑談をする。ふと違和感を覚えた。
神崎「なんだ、あれ?」
そこには男がいた金髪に染めた髪にタトゥー。
男「みーつけた。」
何かやばい。頭ではなく本能が訴えた。
ラプラス「っ!逃げよう!」
ラプラスは神崎の手を引く。だが、
男「逃がすかよぉ!」
男は何も無いところに拳を振るう、その瞬間、神崎の後頭部に鈍い衝撃が走った。
神崎「が!あぁ!? 」
神崎(なにをしたんだ?)
神崎「ラプラス!1人で逃げろ!」
神崎は男を睨みつける。だん!と地面を蹴り走る。神崎の武器は右手1本。近づかなければ話にならない。しかし
男「無駄だよぉ!」
男がまた何も無いところを蹴り上げる。どゴン!とみぞおちあたりに衝撃が走った。神崎の体は宙へと浮かぶ。そしてとどめの一撃が後頭部へとあたる。神崎は体を動かすことができない。
男「なんだ?ボディガードにしちゃ弱すぎるんじゃないのか?まぁ良い死ね。」
男の手にはナイフ。少しずつ近づいてくる。ラプラスはにげたのだろうか。などと考えていると
ラプラス「やめてくれ……」
ラプラスがいた。
神崎「逃げろって…」
ラプラス「ごめん。でも無理だ。やっぱ無理だお前はこれに関しては一切関係ない、それなのに巻き込ませた。それで吾輩だけ逃げるなんてできない…」
男「はっ!分かってんじゃねーか」
ラプラス「頼む。吾輩には何しても構わないだが、こいつだけは止めてくれ。殺さないでくれ。 」
男は黙る。
男「…いいぜ。」
男はラプラスのみぞおちを殴り気絶させる。そしてラプラスを担ぎどこかへといく。神崎はそのまま意識が落ちていった。
あとがき
ということでラプラスはさらわれてしまいました。神崎はどうするのか?男の正体は?ということであとがきならぬ文字稼ぎ終わりまーす。