テラーノベル
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待ち続け⬛︎日後。
CNB、正式名称を完全栄養食をいつものように開けた。
お日様だ。
お日様の匂いがする。
甘ったるい人工甘味料の中に微かにだが含まれている。
匂ったこともない、いや正確にはきちんと匂いを把握していない、だろうか。
しかし私には身に染み付いている匂い。
現実を受け入れられない。
苦しい。
これは違うはず。
だって帰ってくるって。
すぐに帰ってくるってあの白衣が言っていたんだから。
帰ってくる?
違う。
違う。
違う。
きっとどこかで待っているはずなんだ。
お腹が空いた。
理性よりもずっと前に本能が顔を出した。
空腹だ。
あの子がいない間なにも食べていなかったからか。
食べていない、というより食べることを忘れていた。
あの子がいないと服を選べない。あの子がいないと遊べない。あの子がいないと食べれない。あの子がいないと寝れない。
ただ今、腹がすいた。
人間の三大欲求の一つは食欲だ。
食べたい。
食べたい。
食べたい。
私は欲望に負けてしまった。
口の中で広がる味。
ペースト状のザラザラとした食感。
そして、
美味しい。
そっか。
あの子は
肉牛のゲノムだ。
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藍碧
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#日記
QuartoMew
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#R15
(株)姫神V
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コメント
1件
うわあああ…🥺💦最後の一行で全部ひっくり返された…!「美味しい」って感じた瞬間の罪悪感と切なさが込み上げてきたよ…「あの子は肉牛のゲノムだ」って、待ち続けた相手がもうこの世界にいないって暗に示してて、胸がぎゅーってなった…😭✨匂いや味の描写がすごく丁寧で、記憶と現実のズレに苦しむ心情がひしひし伝わってきた!続きが気になりすぎるよ〜!