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ぷぃ、𝕃𝕖𝕥’𝕤 𝕘𝕠
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葵「ねぇけんもちくん」
ty「!、ど、どうしたのっ?」
剣持は久しぶりにクラスメイトの女の子と会話ができて嬉しくなる
葵「いやぁ…そのキーホルダー、ほしいなって」
そう言って指さしたのは紫のテディベアのキーホルダーだった、これは確か幼稚園の入園記念に母から貰った物だ
ty「これは…だめなの、ごめんね?」
すると女の子が顔を歪ませて号泣した
ty「っえ、?」
葵「けんもちくんひどいッ!なんで、なんでくれないのぉっ!ふっ、ぅ゛〜ッ」
ty「え、な…ど、?」
剣持は困惑して意味のない単語を発する、すると近くに居た男子が
「せんせー!!けんもちくんがおんなのこなかせたー!!!」
と先生を呼ぶ
先生「はいはい、どうしたの??」
葵「せんせ゛ッ…けんもちくんがぁっ、あのテディベアのキーホルダーッ、返してくれないのぉ゛ッ、わたしのなのにぃ゛っ…!」
先生「そうなの?剣持くん」
ty「ち、ちがうっ!これはぼくのおかあさんがくれたのっ!かりてないもんっ、!ぼくちゃんとかえすもんっ!!!」
僕はつい声を荒らげてしまい女の子が更に泣いてしまった
先生「…剣持くん、先生よく分からないけど、人の物を返さないのはダメでしょ?」
ty「えッ、?これ、ぼくのだもん…なん、で?」
先生「はぁ、、とにかく、葵さんに返しなさい」
ty「で、も」
葵「かぇして゛よぉ゛っ、!」
先生「剣持くん、ほら…返しなさい」
剣持はその場から逃げ出した
走って、追いかけてきた人達を振りほどいて、公園の茂みに隠れた
ty「はっ、はッ、なんで…これは、僕のなのに…お母さんがはじめてくれたやつなのに……」
どうして先生信じてくれないの?
どうして嘘つくの?
なんでしってる筈なのに誰も庇ってくれないの?
なんで
どうして
信じてよ
誰か…
…そうか、僕は愛されてなかったんだ……
ty「ははッ、、ぁははっ、グスッ…なんで、なんで」
今まで気づかなかったんだろう
ty「うんん」
気付こうとしなかったんだ…この現実から、目を背けたくて
ty「ぼくって」
コメント
9件
題名と繋がってね…?いいね…… 絶対普段のアイツでは見れない弱気なところが好きだわ
僕を超えてくる、、さすがひきねっきさま!!!!!
1080にしときました☆ まじで主様の作品神すぎてやばいです 御体調お気をつけてくださいね! 体調心配しながら言うのもなんですけど続き楽しみにしてます!