テラーノベル
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翌朝。
リビングには朝ご飯のいい匂いが広がっていた。
ロゼ 「できたよ。」
メルト 「いただきまーす、」
らいと 「今日はオムレツなんやね。」
みかさ 「美味そう。」
心音 「らぴす、起きてるか?」
その時。
ゆっくりと階段を下りてくる足音が聞こえた。
らぴす 「おはよ……。」
心音 「おはよう。」
メルト 「おはよ、」
ロゼ 「よく眠れた?」
らぴす 「……少しだけ。」
ロゼは昨日のことを思い出していた。
スマホを見つめ、不安そうな表情をしていたらぴす。
何かを隠しているのは間違いない。
しかし、無理に聞くつもりはなかった。
朝食が終わり、動画撮影の準備を始める。
その時だった。
ブブッ。
らぴすのスマホが震える。
らぴす 「……!」
急いで画面を隠す。
その様子をロゼは見逃さなかった。
ロゼ 「らぴちゃん。」
らぴす 「えっ?」
ロゼ 「少し話せる?」
らぴす 「……うん。」
二人は廊下へ移動した。
ロゼ 「昨日もメッセージが来てたでしょ。」
らぴす 「……。」
ロゼ 「無理に見せなくていい。」
らぴすは少し安心したように息をつく。
ロゼ 「でも、一つだけ教えて。」
らぴす 「?」
ロゼ 「その相手は、お前を傷つける人か?」
らぴすは唇をぎゅっと噛んだ。
しばらく黙ったあと、小さく頷く。
らぴす 「……うん。」
ロゼ 「そう。」
ロゼは優しく頭を撫でた。
ロゼ 「なら、一人で抱えなくていい。」
らぴす 「でも……。」
ロゼ 「俺たちは家族。」
らぴす 「迷惑……。」
ロゼ 「違う。」
ロゼは優しく笑った。
ロゼ 「頼ってもらえない方が悲しい。」
その言葉に、らぴすの目が潤む。
らぴす 「……ろぜにぃ。」
ロゼ 「ん?」
らぴす 「ありがとう……。」
その時。
ガチャッ。
メルト 「二人で何話してるの?」
らいと 「気になる。」
みかさ 「秘密?」
心音 「邪魔するな。」
メルト 「えー、」
そのやり取りに、らぴすは思わず笑った。
らぴす 「ふふっ。」
心音 「笑った。」
メルト 「やっと、」
らいと 「その笑顔が一番やね。」
らぴす 「えへへ。」
少しだけ、心が軽くなった。
でも、その日の夕方。
家のポストに、一通の封筒が入っていた。
差出人の名前は書かれていない。
心音 「誰宛だ?」
ロゼ 「らぴす宛みたいだ。」
らぴす 「……!」
封筒を見た瞬間。
らぴすの顔色が一気に変わる。
手が震え始めた。
みかさ 「らぴす?」
メルト 「大丈夫!?」
らぴす 「……。」
心音はそっと封筒を持ち上げた。
心音 「これ……。」
らぴす 「開けないで!」
初めて聞くほど大きな声だった。
部屋の空気が凍りつく。
らぴすは涙を浮かべながら封筒を抱きしめた。
らぴす 「お願い……。」
心音 「……分かった。」
心音は何も聞かずに頷いた。
でも兄たちは気づいていた。
この封筒の中に。
らぴすが今も怯え続けている理由が隠されていることを。
――続く。
今日もう1話投稿します!
コメント
3件
最初にハートおせた!この作品すき!
読んだわ。この話、じわじわ来るね…。 朝のオムレツの匂いとか、メンバーがらぴすの笑顔を見て「やっと」って言うところ、すごく温かい。でもその直後に来る無記名の封筒と、らぴすの「開けないで!」で一気に空気が凍る感じ、めっちゃ怖かった。 ロゼの「頼ってもらえない方が悲しい」って言葉が刺さる。続きが気になるわ、今日もう1話あるって嬉しい🔥
なぎさ STPRリスナー
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#心音くん愛され
夢燈 凪
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#Amnv
pikata_78💫🌠
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