テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
瑞希 流星♟也中
1,066
ユイ
51
89
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!
九斗
「お前、本当にドーハスだったのか?」
警察
「え?信じてくれないんですか?」
「私はファウォホディの幹部 内田 凛 に殺されて、気が付いたら5年前に戻っていました」
九斗
マジか…もう疑いから確信へ変わった
間違いない、こいつはあっちの世界から来た
俺と同じ、未来から来た人間だ
「全く、面倒なことになったな」
優
「面倒って?」
「一体どういうこと?」
九斗
「俺はあの日、ファウォホディのボスを殺した、それに幹部も何人か」
「俺だけタイムリープ、なんてうまい話があるわけがない」
警察
「うわぁ…何となく察しが着きました」
「でも良かったですね、能力地震の前に気付けて」
「正直、九斗様に会った時は夢かと思いましたよよ」
「容姿も少し変わっていましたし」
九斗
「可能性はある…」
「あいつらもタイムリープした可能性がある」
優
「あいつらって、ファウォホディのボスとか?」
九斗
「うん、そういうことだ」
「まぁ、またあのサイコパスを殺すだけだ」
「それで、ポリちゃんの名前は?」
警察
「十二部、特攻隊副隊長」
美夜
「白端 美夜 です」
九斗
「ここでは司令と呼べ、美夜」
美夜
「やっぱり、九斗様ですね」
九斗
「悪い…四十四部あるから顔と名前覚えてない」
美夜
「ていうか、そちらの方は誰なんですか?」
九斗
「皆大好き 狂坂優くんだよ」
美夜
「いやまじでごめんなさい」
「え?…司令、本当にあれが副司令ですか?」
「今と未来じゃ結構違うじゃないですか」
優
「え?何? 」
「話が見えてこないけど…未来で俺なんかやったの?」
九斗
「うん、メンヘラ男ってみんなから言われてた」
優
「嘘だろ?…なんでなん?」
美夜
「あの…副司令、先程はお茶を出せとか偉そうなこと言ってしまい、大変申し訳ありませんでした…」
優
「えぇっと…美夜さん、別になんとも思ってないのでいいですよ」
美夜
「え、えっと…副司令、未来の副司令にはならないでくださいね…」
九斗
十二部の特攻隊の副隊長か…結構期待できるな
今の優より全然強いだろうし
あのファウォホディと戦った俺の仲間達もタイムリープしたのか?
それとも、俺と美夜が異例なのか
「そうそう、美夜」
「警察はいつ俺を捕まえに来る?」
美夜
「さぁ、今は超重要人物とでしか」
「でも、この場所はバレていますし、移動をした方がいいかと」
九斗
「そうだな、羽奈に相談してみるか」
あいつらはヤクザだ、どうせ隠れ家の一つや二つくらいあるだろ
「…うわぁ、気持ち悪い」
スマホを見ると、羽奈から100通以上のメールが来ていた
九斗
「おぉ、流石ヤクザ、いい場所持ってるねぇ〜」
羽奈
「ありがとうございます」
「あの…ご褒美とかって」
九斗
「そこまでじっとして待ってろ」
羽奈
「放置プレイですか…ゾクゾクします」
優
「な、なぁ羽奈…お前それでいいのか?」
「もう少し反発くらいは…」
羽奈
「あ?だから喋んなや、蒙古斑も取れとらんガキが」
「余計なお世話なんや、しゃぶでもやっとけや」
優
「な、なんだよ…心配してやってるのに」
美夜
「なにこれ…どういう状況なんですか」
優
「もうほっとこう…ありゃダメだ」
美夜
「は、はぁ…私は巡回に行ってきます」
九斗
「がんばれよ〜」
優
「ねぇ九斗、勢力圏についてなんだけどさ」
「沖縄と九州は別の派閥なんだっけ?」
九斗
「うんそうだよ」
「あ、言い忘れてたけど」
「沖縄が厄介な理由がもうひとつあって」
「本部を攻めれない」
優
「え?なんで?」
九斗
「沖縄にはフォンドフっていうのがいる」
優
「なにそれ…」
九斗
「クソでかくてクソ強いドラゴン」
「沖縄全域を見回るように徘徊してて、沖縄の人以外が出入りすると殺されちゃうらしい」
「で、フォンドフを従えている動物好きの沖縄の人がいるんだよ」
優
「チートじゃん…」
九斗
「でも、その人を何とかこっちに引き込めたらいいんだけどねぇ」
「それに、俺じゃフォンドフを殺すなんて夢のまた夢だし。」
「倒せるのは、神とか悪魔とか契約する奴らだけじゃないかな」
優
「…九斗ってやっぱり厨二病じゃん」
九斗
「なんでそんな事言うの?」
「本当にいるのに」
「もういいよ…バーカ」
九斗
「やぁ、涼零組のバカ親父さん」
俺は羽奈の父親と交渉をした
娘を返して欲しければ、今夜ゲームをしよう、と
そう、ただのゲームだ、ルールはこう
自分の組の1番強い奴と2番目に強い奴を出して
一対一で優に勝ったら娘に渡す、と言った
最初に2番目に強い奴、次に1番強い奴…
勝敗の付け方は至って簡単、死んだら負け
そして、もし優が全勝した場合、組は全部俺の傘下に入る事
お互い人の命が掛かっている、それぐらいしてもらわないと困る
という訳で、あのバカ親父はこの条件を飲んだ
いやぁ…カモだなぁ
羽奈父
「貴様ぁぁぁ、絶対に許さんぞ」
「儂の可愛い娘の声を聞かせろぉぉぉ」
九斗
「はいはい」
俺は予め通話中にしていたスマホを渡す
羽奈父
「羽奈、大丈夫か?」
羽奈
「うん、父さん…大丈夫や」
「せやからはよ帰れや、ボケが」
九斗
「おいおいおい…作戦通りn…」
羽奈父
「貴様ぁぁぁ、儂の可愛い羽奈を洗脳したなぁぁぁ!」
九斗
「え、あ…そ、そうだ」
「ざまぁみろ、バーカ」
ずっとムチでケツを叩いてたら覚醒したことは黙っておこう…うん。
優
「それで、俺が戦うのはこのでかいヤツ?」
羽奈父
「ふっふっふ、ヒロは元自衛隊だ」
「しかも、元レンジャーだ」
「お前みたいなガキが倒せるわけがない」
九斗
「大丈夫だ、優…こういうのは見掛け倒しだ」
羽奈父
「ふん、言ってろ」
優
「えっと…よろしくお願いします?」
ヒロ
「ボウズ、棄権しろ…死ぬぞ」
羽奈父
「ヒロ、そいつはナナセを殺した男だ」
「遠慮するな」
ヒロ
「っな、ナナセを?」
「お前が…殺したのか?」
九斗
「先に手を出したのはそっちだからな」
「優の事を殴ったり蹴ろうとしてた所を俺が助けたんだから」
ヒロ
「黙れ…クソガキが、次喋ったら喉を掻っ切る」
九斗
多分…ヒロもナナセは恋人だったのだろう
まぁ知ったこっちゃないけどな
「あいうえお☆」
と、俺が挑発すると
ヒロ
「ごのグゾガキがぁぁぁ!」
九斗
「っはw」
俺の挑発が奴の逆鱗に触れたらしい
ヒロという大男は泣きながらナイフを俺に振りかざしてきた
俺は避けようとしたが、振りかざされたナイフは俺に当たることはなかった
[グシャッ]
ヒロ
「ぐあぁぁぁぁぁぁ」
九斗
「うげっ……」
「そ、それは絶対に痛いって…」
優
「あ…え、えっと…わざとじゃ……」
九斗
「おっかねぇ…見てるだけで痛い」
「流石にそれはやり過ぎだろ…」
なんということでしょう…
ヒロのヒロにナイフが刺さっているではないか
優
「九斗を守ろうとしたら…足捻って」
「…ひぇぇ、俺えぐいことしたな……」
「あの…本当にすいません」
羽奈父
「な、ななな、なんてやつだ…」
「貴様…それは男の一生のトラウマだぞ」
「儂なんて今心底穏やかじゃない」
ヒロ
「…っぐ、き、貴様ぁぁぁ!」
優
「…こんな最後でゴメンな」
[バン]
優
「さ…さぁ、次」
九斗
うわぁ…最悪な死に方だ、俺はあんな死に方したくないな
息子にナイフが刺さりながら死ぬとか…ごめんだ
羽奈父
「よくも…よくもヒロをぉぉぉ! 」
「いけ、ローズ!」
ローズ
「はい…」
「君、中々恐ろしい殺し方をするよね…」
「あんまりやりたくないな」
優
「あ、あれは事故だし…」
「…てかあんたは性別どっちなんだよ」
ローズ
「自分は性別を決めたくないんだ」
「だから別にどっちでもいい」
優
「あんな事故は起こらないようにする…」
ローズ
「…はいはい、じゃ行くよ」
優
「はやっ…」
九斗
あいつ、相当強いな
見た感じ日本人ではなさそうだし…元軍人か?
優
なんだこいつ、今まで戦ってきたヤツらとはわけが違う
早すぎて目で追うのが限界だ、このままじゃ負けるかもしれない
何とか急所は外しているが、押されっぱなしだ
傷は浅いが、何ヶ所も体を斬られている
ローズ
「あれぇ?さっきから防いでばっかだけど」
優
「う、うるせぇ、その慢心が敗北を生むぞ…!」
ローズ
「ないない〜、だって君弱いし」
優
ッチ…どうしたら、 なんか…いい方法は無いのか?
そして俺はある事を思い出す
…バカだなぁ、俺は、なんでずっとナイフだけで戦ってたんだ?
これはスポーツでも無ければ、試合ですらない、明確なルールはどちらかが死ぬまで戦う
「…生きていれば、勝ちなんだ」
俺は一旦、ローズと距離を取る
ローズ
「ちょいちょい、そんなんで勝つ気あるの?」
優
「利用できるものは全部利用して、生きてさえいれば、俺の勝ち」
俺はサバイバルナイフをローズ目掛けて投げた
ローズ
「おっと…危ないねぇ」
優
一瞬驚いたような顔をしたローズは、左にジャンプして華麗に避けた
だが、俺はそれが狙いだった…空中は身動きが取れなくて格好の的だ
つまり、銃を使えば敵は赤子同然
どれだけ鍛えていようが、所詮は人間
銃弾が人間の体を貫通するなんて容易い
ローズ
「っ!?」
「てめぇ、せこいぞ」
優
「生きてたらなんでもいいんだよ」
俺が銃を抜いたことに気が付いたが、もうどうでもいい
[バンバンバンバン]
ローズ
「…卑怯、だぞ」
優
「え?なに?俺がいつ接近戦だけやるって言った?」
ローズは体を回転させて、弾丸を躱そうとしたが、動作が一歩遅れて間に合わなかった
右足と右のあばらに当たったみたいで、既に致命傷だ
ローズ
「ふざけんな…よ」
優
「何がふざけてるんだ?慢心して勝ちを誇ってたおバカさん?」
「俺言ったよな?慢心は敗北を産むって」
ローズ
「っクソ…クソがぁぁぁ」
優
そう言って、ローズは懐から銃を取り出したが
[バン]
ローズ
「ギャァァァァ」
優
「何やってんだ」
「往生際悪いな」
[バン]
ローズ
「いだぁぁぁぁぁ」
優
「あははは、漏らすなよ、男女どっちか未だにわかんねぇけどよ」
[バン]
ローズ
「早く殺せぇぇぇぇ」
[バンバン]
「ウガァァァァ」
優
「うるせぇな、いつ殺すかは俺の自由だろ」
九斗
「よし、やっと終わったな」
羽奈父
「む、無効だ!これは無効だ!」
「あんなやり方は卑怯だ!」
九斗
「おい、殺し合いに卑怯もクソもねぇよ」
「殺し合いなんか、生きてたらなんでもいいんだよ」
「あの性別不明の外人が慢心してたのが悪いだろ」
羽奈父
「卑怯だ!正々堂々と…」
九斗
「正々堂々だぁ?お前がそんな事言えんのか?」
「言っておくが…外に潜んでるお前の仲間は全員俺の部下が処理した」
羽奈父
「っな…なんで電話に出ないんだ、クソッ」
九斗
「言った通りだからだよ…いいから早く俺に従え」
「なに、悪いようにはしないさ」
「娘にも会える…最高だろ?」
っふ…今回も楽勝だったな
羽奈父
「クソがぁぁぁぁぁぁ」
【次回へ続く…】