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FAIL3 湾岸烈火!破壊の連鎖
東京湾岸、午前2時。
静まり返ったコンテナヤードに、突如として爆音が轟いた。
積み上げられた鋼鉄の箱が爆風で宙を舞い、炎が空を裂く。湾岸の物流拠点が一夜にして焦土と化した。
連続爆破事件の背後に浮かび上がったのは、謎のテロ組織「レッドサンダー」。
目的は不明。だが、確実に狙われているのは、この街の心臓部――湾岸そのもの。
風間刑事と加藤は、爆破現場の裏にある違和感に気づく。
「これは単なる破壊じゃねぇ。やつら、次は……首都圏そのものを狙ってくる。」
警視庁から緊急応援として送り込まれたのは、頭脳派エリート・白石リナ。
そして、爆破事件と同時に行方をくらましていた男――風間の旧友、村上修二が秘密裏に帰ってきた。
煙の中を駆ける2台の車両。
スロープを跳び越えながら、爆破装置を載せた大型トラックを追う風間と村上。
その背後では、白石が遠隔でタイマーを解除しようと命を削る。
時限爆弾のカウントが「0」に変わる――その瞬間。
「任務完了だ。行こうぜ、風間!」
湾岸に再び風が吹く。正義の炎は、まだ消えない。