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ノベル楽しい☆慣れた☆
「中堂さん…!」という染宮さんの声に起こされる。
「おはようございます。」
「おはようございます…!」昨日の夕飯とは打って変わって元気そうな声だった。
「中堂さん…!中堂さん…!ご飯ですよ!」
「う、うん…。」なんか…おかしい…。染宮…さん…?
「中堂さん、早く…!」
「あ、はい…!」 私は急いで染宮さんの背を追う。でも染宮さんの足は尋常じゃない程早くて、追いつきそうにない。いつもの染宮さんはこんなのじゃなかった。
「早く…!」
「急かさないで!染宮さん!!」私がそう言うと染宮さんは足を止めた。
「ごめんなさい…。」
「大丈夫…です。でも…」
そして私は勇気を振り絞って言う。
「……実は…私も…。」
「染宮さん、休んだ方が良いのでは…。」
「いや、そんなわけにはいかないわ。あの日私が中堂さんを大切にするって誓ったから。」
「そんなこと気にしないで良いからさ…。」
ビショビショに濡れた体を染宮さんがタオルで拭き取ってくれる。
「もうこんなに濡れてるし、シャワー浴びたら?お風呂じゃなくて悪いけど…。」
「え、良いんですか…?」
「もちろんよ…!」
「ありがとう…ございます。」私は軽くお辞儀をする。
「あ、これ持っていって!」そう言って染宮さんはタオルをくれた。
私は風呂場へ行く。私の家よりも3倍ぐらい清潔で広く、定期的に掃除をしていることが分かる。
私は服を脱いで風呂場の扉を閉めた。
シャワーからお湯を出して、肩にシャワーを当てる。
シャワーを浴びている途中にふと思ったのは、何歳なのか。だ。
見た感じ親が居るとも思えなかった。
続く(疲れたから区切ったのは内緒((((殴)