テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
高校二年 春
剣道部 部室内
「お前が勝てるわけない」
室内で嘲笑が飛び交う
屋外の部活動の掛け声がかすんで聞こえる中
閑散とした武道場。
「……!?」
先輩から言われた強烈な一言
一瞬、思考が止まったことを感じた。
しばらく心臓の音がよく聞こえた。
帰り道、庇ってくれると思っていた自分の期待とは違う。
容赦のない一言が歩く1歩ずつ頭をよぎる。
空は曇天か晴天とも言えない春空
電車に乗ったあともいつもならしていたゲームもその日はしなかった。
そして人が少ないせいか静かな車内の為
あの言葉が心に刺さったままで
これからの日々は己の無力を理解し
可能性に失望する。もうどこにも自分の手は
『届かない』のだろうと。
下剋上と挫折からの成長する物語。
コメント
0件
👏 最初のコメントを書いて作者に喜んでもらおう!