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🐰「っ … !!」
会社の廊下を歩いてたら 、曲がり角から誰かが歩いてきた 。
すぐ見てわかる 、ひょんだ … 。
反射的にからだが離れようとしてしまう 。
歩いていた方の反対を向き 、遠ざかっていくように歩いた 。
あのひょん 、怖いんだ 。
後輩なんだからって色々やらされるし 、すぐ怒るし … !!
大嫌いだ 、あんなひょん 。
今すぐやめたいくらい ㅎ
でも顔面はいいんだよね 。
誰もが認めるイケメンだし 、
悔しい …
🐶「おーい」
後ろから声が聞こえる 。
きっと僕に向かってじゃないだろうから 、
無視して早歩きで歩き続けた 。
🐶「ちょ 、おい !? お前だよ !!」
🐰「っえ … !!」
僕 !?
やらかした 、
絶対怒られる …
🐶「なんで逃げたの 。ここにいるのお前しかいないじゃん 、」
🐰「ごめんなさい ッ …」
🐶「俺の事嫌い ?? ㅎ」
🐰「嫌いじゃ … !!」
🐶「はぁ 、なんだよまじで 。」
🐰「っ …」
ひょんは 、冷たい目付きで腕を組みながら僕のことを見下ろしてる 。
怖い 、怖すぎる 。足が自然とすくんでしまう 。
🐶「ほら 、行くぞ」
🐰「は 、はぃ ッ …」
ひょんは 、僕の腕を掴んで歩き出す 。
突然のことすぎて頭が回らなかった 。
しかも力強すぎる 、痛い …
🐰「ちょ 、痛いです ッ !!」
🐶「… 。」
こっちを見向きもせず歩き続ける 。
力も弱めてくれないし 。
なんなのこのひょん … 。
完全に僕のこと嫌いじゃん 、
🐰「ひょn … !! 」
🐶「うるさい 。」
🐰「ッ … !! 、」
🐶「静かにしてろ 。」
🐰「わ 、わかりました … ッ」
🐶「ㅎ」
少し口角を上げて笑う 。
僕がひょんを見上げると横からしか顔は見えないが 、
すごく整ってる顔立ちでイラつく 。
🐶「今日も遅くまで残んのかよ ?? ㅎ」
🐰「んな … !!」
僕は 、いつも仕事が捗らなくて遅くまで残ることになってしまう 。
それをひょんは 、毎日のようにからかってくる 。
悲しすぎて泣けてくるよね 、
何考えて言ってるのかわかんないけど 、やめてほしい 。
🐶「頑張れよ ㅎ」
いつも酷いことしてくるけど 、
優しい時は優しい 。
僕が困ってると1番初めにひょんが助けてくれるし 。
口調は荒いけど 。
なんか 「こんなのもわかんねぇのかよ 」
とか言ってくるんだよ !?
でも 、教えてくれてるから何も言い返せない 。先輩だし 。
今日もいつも通り夜遅くまで残る 。
もう周りは誰もいないし 、
静かでこの時間帯が1番やる気出るからいいんだけどね 。
だけど 、今日はひとりじゃなかった 。
🐶「まだやってんのか ~」
🐰「っ !?」
誰もいないと思ってたから 、突然後ろから声してびっくりした 。
🐶「いや 、そんな体ビクつかせなくてもいいじゃん ㅎ」
🐰「だって …」
🐶「はいはい 、言い訳はいらない」
🐰「もう … !! 」
🐶「拗ねんなって 、手伝ってやるからさ」
🐰「え … ??」
🐶「俺優しいよな ~ 」
🐰「… 余計なお世話ですよ 」
🐶「は ??」
あやべ 。
自己主張ウザすぎてつい …
🐶「素直になれよ 、ほんとは手伝ってほしいんだろ ??」
🐰「… 、」
🐶「言えよ 、 手伝ってくださいって」
🐰「嫌ですよ … !!」
だれがこんなヒョンにお願いなんか …
でも 、早く終わるのなら手伝って欲しい気持ちの方が大きい 。
でも頼みたくない …
🐶「じゃあ俺帰ろっかな ~ ㅎ」
🐰「それもだめ … !! … あ 。」
🐶「ダメなの ?? ㅎ」
🐰「いや 、ちが ッ … /」
🐶「何照れてんの 、はやくお願いしなよ 。」
🐰「… 手伝ってください 、」
🐶「”お願いします” は ??」
🐰「っ …」
🐶「ほら 、はやく」
🐰「… お願い 、します … /」
🐶「ㅎㅎ 、ここ照れるとこじゃないだろ ㅎ」
🐰「… だって 、 」
🐶「ほんと言い訳大好きだよな 、黙りな ?? ㅎ」
🐰「黙りなってなんですか … !!」
🐶「ごめんごめん ㅎ よくできました」
🐰「ッ … /」
🐶「すぐ照れるじゃん」
🐰「言わないでくださいよ … !!」
僕だって照れたくて照れてるわけじゃないのに 。
黙ってほしいのはひょんのほうだよ … 。
🐶「ほら 、さっさと終わらせるぞ」
🐰「あ 、はい ッ … 」
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