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『ストーカー』
今回雑&死ネタ、?かもです
gr視点
tn「なぁ、ちょっとええか?」
薄暗い部屋の中、トン氏の声が響く。
gr「どうしたんだゾ?」
tn「最近な、ストーカー被害に遭ってる気がすんねん」
肩がビクッと震える。
gr「それは本当か?」
tn「何で嘘言うねん、笑」
tn「ホンマに困っとるんや」
gr「今夜は俺の家に泊まっていけ」
tn「…ありがとうな」
ふわっとしたような笑顔を見せるトントン。
その笑顔に頭がクラクラしてしまう。
彼を好きだと気づいたんは…何年前やったっけ。
知り合ってから少し経った頃だったな。
知り合った時はまだ若かった。
薄暗い路地の隅っこの段ボールから声が聞こえて、
疑問に思って蓋を開けるとトン氏がいた。
赤いマフラーを首につけて寒そうにしていた。
まぁ豚の姿だったが。
gr「大丈夫か、?」
その豚はゆっくりとこちらを向いて答えた。
tn「…寒いだけなんで大丈夫やで」
tn「家がないねん。捨てられた」
突然喋った事に驚いて目を見開いているとその豚はこう続けた。
tn「人間になれんで。」
と言って一瞬で人間の姿へと変わった。
赤いマフラーを軽く掴んで嘲笑うような笑顔を見せるその人に俺は心を鷲掴みにされた。
gr「家が無いなら、俺の家へ行くんだゾ」
tn「は、?…いやでも迷惑やって、、」
gr「それは俺が決めることなんだゾ?」ニヤッ
コイツを連れて帰りたい。
その一心で寒い夜のなか2人きりで話していたなぁ、
tn視点
先程からグルさんがニヤニヤしている。
これはヤバいこと考えてるかエロいこと考えてるかの二択やな。
でも、その瞳の中に切なさが感じられたのは気のせいかな、俺の幻覚かもしれへんし。
不安になったときは、いつも赤いマフラーをギュッと握る。
gr「…どうしたトン氏?」
tn「何もあらへんで。」
tn「ただ、ストーカーが近くにおる気がして、、」
gr「…辺りを見てくるか?」
tn「大丈夫。部屋の中まで入ってはこんやろ」
gr「………」
また、グルさんは悲しそうな顔をする。
恐怖が押し寄せてきて、マフラーを強く握る。
gr「怖いことは悪くないゾ。」
gr「ただ、トン氏が不安そうにしていると、心が痛む、、」
tn「ごめんな、、グルさんが消えてしまったらって思ってまうねん、」
俺は溢れそうな涙を堪えて笑顔でそう言った。
少しだけ目に涙を溜めてこちらを見つめるグルさん。
綺麗な顔立ちに涙が1つ零れる。
gr「…もう寝るんだゾ。」
gr「一緒に寝よう。豚の姿になれるか?」
tn「わかった、」
ゆっくりと息を吐いて小さくなる。
gr「いつまでも可愛いな、トン氏。」
tn「いや、可愛いとか言わないで、」
豚だからバレていないが、こういう事を言われると普通に恥ずかしい。
グルさんは、俺の気持ちに気づいてんのかなぁ、、
俺にとってグルさんは欠けてはならない『特別』なんやで。
布団の上に飛び乗ると、グルさんは俺のお腹を持ち上げる。
tn「ちょ、なんや、」
gr「上だと寒いだろう。中へ来るといいゾ」
そう言ってグルさんは俺を布団の中に入れる。
tn「ありがとうな、グルさん。」
そうして深い眠りについた。
翌朝、チャイムの連打音で目が覚める。
グルさんもそれに気づいて起きたようで、眠そうな顔をしながらメガネを探している。
メガネをかけてから少し駆け足で玄関へと向かった。
ガチャと言う音がしてからふと考える。
宅急便だとしても、こんなに連打する訳がない。
ストーカーと言う言葉が俺の中をぐるぐるする。
tn「グルさん逃げて!!」
その後、すぐにグチャッという音と共にバタン、と誰かの倒れる音がした。
急いで駆けつけるとそこには意識が朦朧とし、血まみれになっているグルさんがいた。
犯人は俺じゃない誰かを殺したことが怖くなったのか、すぐに逃げ出していた。
すぐに鍵を閉めて、グルさんに駆け寄る。
グルさんの頭をそっと持ち上げ、膝枕するように寝かせる。
tn「やだ、置いていかんとって。まだ伝えたいこといっぱいあるねん、ッ、」
tn「グルさん、ッあんたの事が好き、、ッ」
目からは涙が溢れ出ていた。
gr「はは、っ、笑」ゴフッ”
血を吐きながらそう笑うグルさん。
gr「俺も、好きだったんだゾ、」
tn「良かった、その言葉聞けて良かった、、ッ」
tn「まだ一緒にいたい、」
グルさんに刺さったナイフをそっと引き抜いて、
自分の首に宛行う。
gr「ダメだ、お前は生きろ、ッ」ゴフッ”
tn「ごめんな、グルさんが死んだら直ぐ逝くから。」
数分後、グルさんの息の音が聞こえなくなった。
tn「大丈夫、怖くないで。」
tn「1人で居る方が何倍も怖い、それを分かっとるから、あんたの居ない世界で俺は生きたくない。」
tn「愛してんで。」
直後、辺りには血が撒き散らされた。
ゆっくりとグルさんにもたれこむ。
呼吸が浅く、苦しくなってくる。
あんたのいるこの世界で、じじいになるまで生きれたら良かったなぁ、、
地獄へ行ってしまうんやろか。
目は虚ろで全ての光を遮断しているかのようだった。
まるで、地獄のように何も映していなかった。
ニュースアナウンサ‐
「今朝、2人の男が自宅とみられる場所で遺体として発見されました。」
「他殺や、自殺の考えを含め捜査を続けています。」
「なお、被害者はストーカーに遭っており、毎晩悩まされていたということです。」
雑!短い!ごめんなさい!!!
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