テラーノベル
アプリでサクサク楽しめる
シェアハウスで作業しているとドアをノックして入ってきたのはmfくんだった。
「はいetさん京都土産ー、八ツ橋とクッキー」
「わーありがとう!えー、お茶のクッキー?美味しそー!旅行話聞かせてよー」
たくさんのお土産を貰えて嬉しいのと、dnとの旅行話を聞きたくてmfくんを部屋に迎え入れた。やっぱり私はmfdn第一ファンなので。よほど楽しかったのかmfくんはスマホで撮った画像をひとつひとつ見せながら説明してくれる。いいな、私も一緒に行けばよかったかなぁ。
「いいなぁ、ほんと楽しそーで良かったね!」
「楽しかったけどdnがモテて大変だったわ」
「えー!?なにそれー!」
それからmfくんの教えてくれたdnモテ話は…何コレ?は?推し2人が手を繋いで京都闊歩したの、マジ?????宇宙まで意識を飛ばしてる私を置いてけぼりにしてmfくんは感心したように、恋人繋ぎってマジ効果あるんだなーとか言い出した。コイツ何言ってんの???やっと意識が戻ってきた私に、mfくんが何か言いたげに何度か口を開いては閉じてを繰り返しているから見かねて聞いてあげた。
「?なに」
「いやー、あのさ…覚えてたらで良いんですけど」
「うん?」
「前じゃっぴやnaさんdnさんと酒飲んだ時、dnさんめちゃくちゃ豹変したって聞いたんですけど」
「おん」
「dnさんって酒飲むと好き好き言ってベタベタしてくる感じ?ですか?」
「あーっと」
違う。全然違うけど、正直に言ったら私がdnに殺されるのは目に見えている。えー?どうだったかなー?と言いふんわりと誤魔化すと、mfくんはそっか、と言ってあっさり引き下がってくれた。dn、お前の秘密は守ったから今度何かおごれや。その後もしばらく旅行の話やゲームの話をしてmfくんは自室に帰っていき、その直後またドアが少しだけ開いた。そこにいたのはさっきまでmfくんと話してた話題の主役張本人で。
「………etさん長い時間mfくんと一体何話してたんですか?」
「…お前らマジ面倒くさい…」
コメント
4件
前話で旅行終わっちゃうのかと、一緒に切なくなってたのですが… 帰ってからもヤキモキしてる可愛い2人と、巻き込まれてあげる優しいえとさん、相変わらずで可愛い!
dn⋯ww よし、mfくん 告ろう☆