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「ねぇーじゃっぴー暑いから脱いでいい?」
「いやダメでしょ」
「dnちゃんそろそろお水飲んでー」
『今リビングで飲んでるから来る?てか来い』
etさんからのLINEで呼びだされ向かったリビングでは既に出来上がったdnさんがじゃっぴに暑い暑いとダル絡みしてnaさんに嗜めらていた。etさんが俺を見つけてヒョイと手を上げるから隣のスペースに座らせてもらう。向こうから、あー、mfくんだーやっほー!とdnさんが声をあげていた。ご機嫌そうでなにより。
「お誘いありがとうございます、これ何の飲み?」
「じゃっぴとnaさんと飲みたいねーって話してからの飲み。あと、こないだの事自分の目で確認してもらうのが早いと思ってさ」
「こないだの事…?ああー、なるほど」
etさんの視線の先には変わらずダル絡みしているdnさんがいて合点がいく。dnさんはこの前みたいに暑いと言ってはガバッと和服を開けてじゃっぴに閉じられている。何かあいつら距離近くないか。まぁdnさんは前からじゃっぴにベッタリだったもんな。2人を見ているとこの前の旅行の楽しかった思い出が色褪せていくようで慌てて目を逸らした。
「…誰にでもああいう感じなんだなー」
「お前マジで言ってんの?ほらビール飲みなー?」
手渡されたビールを開け、etさんと乾杯する。etさんは俺の顔を見て苦笑いした。
「眉間に皺寄ってるよmfくん」
etさんは仕方ないなー言うと手を伸ばして俺の眉間をマッサージしてくれる。あーと声をあげて目を瞑ると、etさんが後でマッサージ代貰おうかなー?と笑った。マジか、チョコレートでも渡しとくか。そのまま黙ってマッサージを受け入れていると、あたしさーとetさんが続けた。
「mfdn好きだから今も十分楽しいんだけど、2人からうだうだ相談されるのちょっと面倒くさいんだよね」
「…は?ぐぇ、」
どういう事なのか聞き返そうとしたその時、いきなり身体を後ろに引っ張られてそのまま羽交い締めにされ意識が飛ぶかと思った、危ない。etさんはなぜかそんな俺の後ろを見てにやりと笑っている。何この状況?
「痛ってぇな!」
振り返るとそこには顔を真っ赤にして怒ってます!という顔をしたdnさんがいた。さっきまでの上機嫌はどうした。
「…dn、」
「mfくんは俺の彼氏でしょ!!何で2人で楽しそーにしてるんだよ!」
「はぁ!?」
リビングにはetさんの笑い声だけが響いている。