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初作品
⚠️拙い
⚠️BL
「」🇯🇵
『』🇺🇸
〈〉その他
ゲイアプリ……
電子板から光る その5文字を眺める。
「………どうしてこうなっちゃったんだろ…」
n時間前
〈あ、いいとこに日本くん!〉
「……上司さん…何かご用ですか?」
〈我社で案件を担当することになった、この【ゲイ_マッチングアプリ】宣伝担当してくれないか?〉
「……はっ?」
「…そもそも…基準、なんなんですか。」
〈え、基準?そんなのないけど。適当に目に入ったからね〉
そう言い、にやっ と笑みをこぼす上司。流石、この会社。計画性というものが全くない。
普通の会社では【目に入ったから】という理由だけで大事な仕事を任せようなもんなら……
「…そんな曖昧な理由で、ですか? 」
〈まぁ、いいだろ。なんでも。じゃあ、任せたからな~〉
こんなゴミカス会社、さっさと辞めてしまいたい………そうだ!今辞めたら案件も台無しになって、会社が潰れる…という訳にもいかない。
大体、今辞めれる勇気があったらとっくにやめている。
「はぁ…」
『よぉ!日本!』
「っッうわ!?アメリカさん…!?いつの間に!? 」
『いまさっきからだぞ!日本こそ、昼休憩に弁当も食べずずっとここに居て、何してたんだ?』
ん?なんでずっとお弁当も食べずにここにいたこと知って…… まぁいいか。
「はい、ちょっと考え事してて…」
『考え事ォ?またあの上司にやられたのか!?』
サングラス越しでもわかる。 眉間に皺を寄せ、綺麗な目を細めている。
正直僕のために怒ってくれることに悪い気はしない。
「まぁ、なんというか、今回の仕事は大変そうですね…」
『そうか………あまりにも無理そうだったら、いつでも俺を頼っていいんだからな!』
「ありがとうございます。」
アメリカさんとは、ただの同僚。だが僕よりよほど凄い。有能でなんでもできる。なぜこの会社にいるのか、と疑問が出るほど。
頼めばすぐ解決してくれるのだろうが、今回は頼むに頼めない。
「ゲイアプリが~」…なんてことを口走ったら、引かれる……では済まないだろう。
これからどうしようか。