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【プロローグ:コムドット歯科医院・深夜2時】
やまとの手が、PCのカレンダーに止まる。
そこには赤字で記されていた。
「○○歯科検診(3ヶ月ごと)」
❤️:「……次のチェック、もう……6ヶ月経ってる」
💚:「やば。俺ら、ずっとスケジュールに追われすぎて……」
💜:「……でも言わなかったのはアイツも同じだろ」
🧡:「歯が痛いって気づいてたのに黙ってるの、○○らしい」
💙 : 「でもさすがに…このまま黙ってんのは無理だよね、」
❤️:「タイミングは、くる。…偶然な」
【Scene 1:学校・朝のホームルーム】
👨🏫:「今日5限、特別保健授業が入りまーす。テーマは“歯と命”!」
○○:(また歯か……最近その話多いなあ……)
🤓:「え、地味」「なんで命なの?」「虫歯で死ななくない?」
【Scene 2:5限・体育館】
モニターが設置され、壇上には…白衣姿のコムドット5人。
「ええええ!?」「ガチで本人!?」「は?本物じゃん!!!」
○○:(……え。なんでいるの?)
❤️:「どうも。今日は“虫歯の放置がどう命に関わるか”
実際に“治療現場”を見せながらお話しします」
👧🏻:「え? 実演するの?」「やば、楽しみすぎ!」
💚:「で、今日は特別に“実験台”も用意してます」
やまとが、観客席をじっと見つめる。
「……○○、出てきて」
【Scene 3:壇上へ連れていかれるももの】
○○:「ちょ、ちょっと待ってほんとに無理……!」
💜:「動くな」
💙:「逃げたらもっとキレる」
🧡:「校長先生からも許可もらってるんだよ?」
体育館が騒然とする中、○○は照明の下へ座らされる。
【Scene 4:怒られる○○】
❤️:「6ヶ月。検診、サボったよね?」
💚:「自分から言うって約束、守らなかったね」
💜:「ずっと歯痛がってたの、知ってる」
🧡:「なにが“ちゃんと磨いてる”だよ。」
💙:「○○、妹なんだよ。」
【Scene 5:生徒たちの反応】
👦🏻「え、えぐい、マジで怒ってんじゃん」
👧🏻「でもちょっと泣きそう……もものちゃん可哀想……」
👩「でもさ、普通にあんな歯痛いの放置するのもヤバくない?」
クラスメイトの中には、普段話さない男子がもらす。
👦🏻「俺も最近痛いとこあるんだよな……やばいなこれ」
【Scene 6:治療スタート】
❤️:「口、開けて」
○○:「……こんなとこ で……」
💜:「だったらなんで嘘ついた?」
💚:「仮封は取れてて、神経も死にかけ。ギリギリだったな」
🧡:「モニターに投影します。右下6番、広い空洞。
感染性象牙質、進行ステージC3」
カメラに映ったのは、真っ黒に崩れかけた奥歯。
生徒:「ひぇえ……」「えぐ……」「これが…リアルか……」
【Scene 7:処置】
ゆうたが器具を取り出す。
💚「じゃあ今から、治療する。」
(……あの優しいゆうたが、こんなに真剣に。なんかこわ、)
💜:「局所麻酔。やるよ」
麻酔の針がそっと入る。
ゆうまが吸引器を持って待機。
やまとは目を細めて、見守る。
治療中、○○は涙をにじませたままじっと動かずにいた。
【Scene 8:ラスト・静かな体育館】
❤️:「みんなも他人事じゃない。“ちゃんと見てます”って、今日伝えたかった」
💚:「“虫歯って、バレない”と思っても、体は正直に痛みを出すんだよ」
💜:「誰にでも、起こる。」
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